ポステコグルー監督、初得点も退場の19歳FWを擁護「ミスから学ぶだろう」

ウィル・ランクシャー

 トッテナムを率いるアンジェ・ポステコグルー監督が、U-19イングランド代表FWウィル・ランクシャーを擁護した。欧州サッカー連盟(UEFA)の公式サイト『UEFA.com』がコメントを伝えている。

 ヨーロッパリーグ(EL)・リーグフェーズ第4節が7日に行われ、トッテナムはアウェイでガラタサライと対戦。6分にユヌス・アクギュンに先制を許すと、18分にはランクシャーが同点弾を挙げたが、31分と39分にヴィクター・オシムヘンにゴールを奪われ、2点差に。その後、60分には2枚目のイエローカードでランクシャーが退場となると、69分にドミニク・ソランケが1点を返したものの、追いつくことはできず、2-3で敗れた。

 ELでの連勝が「3」でストップし、今季ELで初黒星を喫した試合後、ポステコグルー監督は「前半はいい場面もあった。ゴールは決めたけど、相手もいいフットボールをしていた。試合の後半はいつも自分たちの力を発揮できている。ベストを尽くしたけど、残念な結果だった」と振り返りながら、次のように続けた。

「難しい試合になると予想していた。予想通りの相手だった。彼らには危険な選手たちがいる。私たちが負けたのは前半に望んでいたプレーができなかったからだ」

 また、先月3日に行われたEL・リーグフェーズ第2節のフェレンツヴァーロシュ戦で公式戦でのトップチームデビューを飾っていたランクシャーはこの試合が2試合目の出場となったが、念願の初ゴールを挙げた。

 なお、データサイト『OPTA』によると、19歳201日のランクシャーは、2011-12シーズンにイングランド代表FWハリー・ケインが18歳140日でゴールを決めて以来、トッテナムの選手としてはヨーロッパの主要大会での最年少得点者になったという。

 そのランクシャーについてポステコグルー監督は「彼はチームのためにうまくやってくれる選手だ。今日は新しい経験をもたらしてくれた」とコメントしつつ、退場となってしまったことには「彼はこの経験から何かを学んだに違いない。ヨーロッパでアウェイの試合をするのは簡単なことではない。彼も私たちも、この犯したミスから学ぶだろう」と改善に期待を寄せた。

【ハイライト動画】ガラタサライvsトッテナム

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