守田英正先発のスポルティング、4-1でマンCを撃破! アモリム監督“ホームラストマッチ”を大勝で飾る
チャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第4節が5日に行われ、スポルティング(ポルトガル)とマンチェスター・シティ(イングランド)が対戦した。
ここまで3試合を消化したCLで2勝1分を記録し、勝ち点「7」の積み上げに成功しているスポルティング。昨季のポルトガル王者は現在公式戦6連勝中と好調を維持しており、マンチェスター・ユナイテッドの指揮官就任が決まったルベン・アモリム監督の“ホームラストマッチ”へと臨む。なお、日本代表MF守田英正は中盤の一角として先発メンバーに名を連ねている。対するは、同じく2勝1分と順調なスタートを切ったマンチェスター・シティ。しかし、直近の公式戦では連敗を喫するなど苦しんでおり、立て直しを図るなかで今節を迎えることになった。
試合は、開始早々の4分にマンチェスター・シティがスコアを動かす。スポルティングのGKフランコ・イスラエルがコーナーキックを直接キャッチし、ボックス右角のゼノ・デバストへ繋いでビルドアップをスタート。しかし、デバストからパスを受けた守田がボールを奪われると、マンチェスター・シティのショートカウンターが炸裂する。プレスをかけて奪い切ったフィル・フォーデンが自らドリブルで運び、ペナルティエリア内に侵入しながら左足でシュート。GKの逆を突く形で先制点を挙げた。
その後もマンチェスター・シティが圧倒的にボールを支配。28分には右サイドでコーナーキックを獲得し、フォーデンが左足で鋭いクロスを入れる。アーリング・ハーランドがファーで折り返すと、頭で合わせたボールは枠内へ。だが、GKの頭上を越すように飛んだものの、最後はヴィクトル・ギェケレシュがクリア。スポルティングも粘り強く守って追加点を許さない。攻勢を強めるマンチェスター・シティは、31分に左サイドへ流れたフォーデンがワンタッチでクロスを供給。ハーランドが強烈なボレーで合わせるが、GKイスラエルが抜群の反応を見せて弾き出した。
すると、劣勢のスポルティングが38分に同点弾を奪う。最終ラインから繋いで攻撃を組み立て、守田が右サイドのジオバニー・クエンダへと展開。トラップで中央に運びながらマーカーを剥がすと、最前線のギェケレシュにスルーパスを送る。センターバック2枚の間を抜けるように背後を取り、そのまま確実に決め切ってスコアを振り出しに戻した。
そんななか、後半開始直後の46分にスポルティングがキックオフからのパスワークでマンチェスター・シティを翻弄。一旦バックラインまで下げて相手を引き込み、短く繋いでプレスを掻い潜る。ハーフライン付近でボールを受けたペドロ・ゴンサウヴェスが緩急を生かしてマーカーを外し、スピードに乗りながら中央にドリブル。バイタルエリアまで運んだタイミングでラストパスを出すと、DFとの駆け引きを制したマクシミリアーノ・アラウホがダイレクトでネットを揺らし、大きな逆転弾をマークした。
さらに、その1分後にはモルテン・ヒュルマンドがスポルティング陣内でインターセプト。フランシスコ・トリンコンが長い距離をドリブルで運んでカウンターに移行する。ボックス内まで侵入すると、背後からヨシュコ・グヴァルディオールのタックルを受けて転倒。主審は迷わずPKを宣告する。プレッシャーがかかるなか、キッカーを務めたギェケレシュが確実にキックを成功。スポルティングが貴重な追加点を奪った。
終盤の79分には、スポルティングのコーナーキックからマンチェスター・シティのボックス付近で混戦が発生する。一度はマテウス・ヌネスがこぼれ球を回収するが、鋭い出足でプレスをかけたジェニー・カタモが即時奪回。そのまま突破を試みると、マテウス・ヌネスに倒されスポルティングが再びPKをゲットする。再度キッカーを務めるのはギェケレシュ。2回目のキックも冷静に沈めてハットトリックを達成した。
結局、試合は4-1で終了。スポルティングがアモリム監督の本拠地ラストマッチで勝利し、CL無敗をキープした。一方のマンチェスター・シティは、3年3カ月ぶりの公式戦3連敗となっている。次節は26日に行われ、スポルティングはホームでアーセナル(イングランド)と対戦。マンチェスター・シティはホームでフェイエノールト(オランダ)と対戦する。
【スコア】
スポルティング 4-1 マンチェスター・シティ
【得点者】
0-1 4分 フィル・フォーデン(マンチェスター・シティ)
1-1 38分 ヴィクトル・ギェケレシュ(スポルティング)
2-1 46分 マクシミリアーノ・アラウホ(スポルティング)
3-1 49分 ヴィクトル・ギェケレシュ(PK/スポルティング)
4-1 80分 ヴィクトル・ギェケレシュ(PK/スポルティング)
11/06 07:13
サッカーキング