甲府、途中就任の大塚真司監督が続投決定…来季こそJ1昇格へ「改めて強い覚悟を持って全力で」

大塚真司

 ヴァンフォーレ甲府は2日、大塚真司監督の2025シーズン続投を発表した。

 2017シーズン以来のJ1リーグ復帰を目指した甲府だったが、リーグ戦での成績不振を受けて7月2日に篠田善之前監督を解任し、コーチだった大塚氏が監督に就任。以降もリーグ戦14試合で5勝2分7敗と勝ち点は伸び悩んだが、2試合を残してJ2リーグ残留は決まった。なお、天皇杯は16強で敗退し、JリーグYBCルヴァンカップは準々決勝で敗退した。

 大塚監督は続投決定を受け、クラブ公式サイトを通じて次のようにコメント。来季での巻き返しを誓った。

「ファン・サポーターの皆様、またスポンサー様、地域の皆様には、日頃よりクラブを支えていただきつつ、チームを力強く後押しして下さり誠にありがとうございます。この度、クラブより監督としての契約延長オファーをいただき、引き続きチームの指揮を取らせていただくことになりました」

「今シーズンの途中に新監督として就任し、皆様により多くの勝利を届けるために、『チーム一体/攻守一体』という言葉をキーワードに選手スタッフと全力で取り組んで参りましたが、期待に添えるだけの勝利と喜びをお届けすることができず、大変悔しく不甲斐ない気持ちでいっぱいです。まずは、今シーズン残り2試合をホーム小瀬で皆様と喜びを分かち合うために全力で戦い抜きます」

「今シーズンこれまで積み上げてきたものを更にしなやかで強固なものに成長させ、『勝ち続けるチーム』『止められないチーム』となるために、改めて強い覚悟を持って全力で進んでいきたいと思います。ヴァンフォーレ甲府が目指すJ1昇格への道のりには皆様の力が必要であり、共に歩んでいただきたいと強く思っております。引き続きご支援ご声援の程、よろしくお願いいたします」

 また、甲府の佐久間悟代表取締役社長も大塚監督の続投発表に際してコメントし、目標のJ1リーグ昇格への決意を新たにした。

「今シーズンもヴァンフォーレ甲府に関わる多くの皆様方には、クラブに対して多大なるご支援とご声援を賜り、誠にありがとうございました。今季は、『緊褌一番』をクラブスローガンに掲げシーズンに挑みましたが、結果として、多くの皆様方からのご期待を裏切ることになりましたことを心からお詫び申し上げます。最終的には、他力ながらJ2リーグに留まることができましたが、一時は、降格圏内に巻き込まれる恐れがあった中で新監督として就任した大塚真司監督に来季も監督を続投して頂くことになりました」

「クラブと致しましては、今シーズンのチーム課題を検証・分析をして、大塚真司監督をしっかりと支える体制を構築し、来シーズンは、J1昇格を果たすべく、邁進いたします。ヴァンフォーレ甲府に関わる多くの皆様方には、引き続き、ご支援とご声援をお願い申し上げます」

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