テン・ハフ監督の解任を決断したマンU…今夏の契約延長により違約金は約30億円?

エリック・テン・ハフ

 プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドは、エリック・テン・ハフ監督の解任に際して高額の違約金を支払うようだ。28日、イギリス紙『ザ・サン』が伝えている。

 現在54歳のテン・ハフ監督は、現役時代にトゥウェンテなどオランダ国内の複数クラブでプレーした。2002年に引退して指導者へと転身すると、ゴー・アヘッド・イーグルスやユトレヒトなどで監督を歴任。2017-18シーズンから率いたアヤックスでは3度のエールディヴィジ制覇など数多くのタイトルを獲得し、2018-19シーズンにはチャンピオンズリーグ(CL)ベスト4進出に導いた。

 2022年4月にマンチェスター・ユナイテッドの指揮官へと就任したテン・ハフ監督。名門の再建を託された同監督は、1年目からカラバオカップ優勝を飾ってタイトルを手に入れた。しかし、2年目の昨シーズンはFAカップ制覇を成し遂げたものの、プレミアリーグではクラブ最低順位を更新する8位に低迷。3年目の今シーズンも結果を残せず、マンチェスター・ユナイテッドは28日にテン・ハフ監督の解任を発表した。

 同紙によると、すでにテン・ハフ監督は母国オランダに帰国した模様。マンチェスター・ユナイテッドは今年7月に同監督との契約を2026年6月30日まで延長していたため、今後1500万ポンド(約30億円)の違約金を支払う予定だという。なお、当面は今シーズンからコーチを務めているルート・ファン・ニステルローイ氏が暫定的に指揮を執ることが決定済み。後任となる指揮官候補には、スポルティングを率いるルベン・アモリム監督や元バルセロナ指揮官のシャビ・エルナンデス氏などの名前が挙がっている。

ジャンルで探す