荻原拓也のアーリークロスが先制点の起点に! 公式戦5戦ぶりの先発でディナモ・ザグレブのCL初勝利に貢献

荻原拓也

 チャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第3節が23日に行われ、ザルツブルク(オーストリア)とディナモ・ザグレブ(クロアチア)が対戦した。

 ホームのザルツブルクは、開幕節でスパルタ・プラハ(チェコ)に0-3で敗れると、第2節ではスタッド・ブレスト(フランス)に0-4で完敗し、2連敗スタートになった。一方、アウェイのディナモ・ザグレブは初戦でバイエルン(ドイツ)に2-9で大敗し、第2節モナコ(フランス)戦は2-2と引き分け、1分1敗で第3節を迎えた。

 ザルツブルクの川村拓夢は負傷離脱中のため欠場。一方、CL本大会デビュー戦で初得点を記録したディナモ・ザグレブの荻原拓也は、リーグ戦で出場機会を失っていたが、公式戦5試合ぶりとなるスタメンに抜擢された。

 前半は両チームともに積極的にシュートを放つ拮抗した展開となったが、得点は生まれずスコアレスで折り返す。試合は後半立ち上がりに動いた。49分、左ウイングバックで出場した荻原がアーリークロスを送ると、サンドロ・クレノビッチにつながり、ペタル・スチッチを経由し、ステファン・リストフスキがラストパス。これをクレノビッチが左足でダイレクトシュートし、見事ゴールに吸い込まれた。荻原を起点にディナモ・ザグレブが先制に成功する。

 さらに66分に試合が動く。ロングボールに反応したクレノビッチが、ペナルティエリア外へ飛び出してきたGKアレクサンダー・シュラガーと交錯。こぼれ球に反応したスチッチのシュートをGKシュラガーはペナルティエリア外で手を使ってセーブし、レッドカードが提示された。

 78分に荻原が途中交代でベンチに下がったあと、ディナモ・ザグレブは84分にリストフスキのラストパスからブルーノ・ペトコヴィッチがゴールを決めて、追加点を奪った。

 試合はこのまま0-2で終了。ディナモ・ザグレブが今大会初勝利を飾り、ザルツブルクは開幕3連敗スタートになった。

【スコア】
ザルツブルク 0-2 ディナモ・ザグレブ

【得点者】
0-1 49分 サンドロ・クレノビッチ(ディナモ・ザグレブ)
0-2 84分 ブルーノ・ペトコヴィッチ(ディナモ・ザグレブ)

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