日本代表FW上田綺世が待望のCL初ゴール!2点目は幻も…フェイエノールトがベンフィカ撃破で2勝目!
チャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第3節が23日に行われ、ベンフィカ(ポルトガル)とフェイエノールト(オランダ)が対戦した。
ホームのベンフィカは、開幕節でツルヴェナ・ズヴェズダ(セルビア)を敵地で下すと、第2節では強豪アトレティコ・マドリード(スペイン)を衝撃の4-0で撃破して開幕2連勝を飾った。一方、アウェイのフェイエノールトは初戦でレヴァークーゼン(ドイツ)に0-4と大敗したが、第2節ジローナ(スペイン)戦では敵地で3-2と逆転勝利し、1勝1敗で第3節を迎えた。
今季の上田は開幕からベンチスタートが続いていたが、エールディヴィジ(オランダ)第6節でライバルのFWサンティアゴ・ヒメネスが負傷し、その試合でゴールを決めると、以降はスタメンに名を連ね、リーグ戦では直近2試合連続得点中と好調を維持している。
試合の立ち上がり、その上田がいきなり魅せた。12分、スルーパスに反応したイゴール・パイシャオンがラストパスを送ると、上田はペナルティエリア内から冷静に右足でフィニッシュ。見事にGKのニアサイドを射抜いて、先制ゴールを奪った。上田はこれがCL初ゴールで日本人史上14人目のCL得点者となった。
さらに勢いづく上田は24分、ゴール前の混戦に素早く反応し、GKがこぼしたボールをゴールへと押し込んだ。しかし、ネットを揺らしたあとにVARが介入。直前のプレーで味方にファウルがあったとして、上田の2得点目は認められなかった。
追加点が取り消された形となったフェイエノールトだが、33分にチャンスをものにする。高い位置でファン・インボムがボールを奪うとショートカウンターを発動し、最後はアントニ・ミランボがペナルティエリア内で突破して鋭いシュート。これがゴールネットを揺らし、リードを2点に広げた。
一方、2失点を喫して追い込まれたベンフィカは、41分にゴールネットを揺らすがオフサイドで得点は認められず。前半はフェイエノールトが2点をリードして折り返した。
後半もビハインドを負うベンフィカが積極的に仕掛け、52分にはアンヘル・ディ・マリアが角度のない位置から低く鋭いシュートを放ち、ゴールを脅かす。一方、フェイエノールトも57分にフリーキックからゲルノト・トラウナーがゴールネットを揺らすが、オフサイドで得点は認められなかった。
すると、66分に試合が再び動く。ベンフィカはカウンターから途中出場のヤン・ニクラス・ベステがシュートを放つと、GKが弾き、こぼれ球をケレム・アクトゥルコールがゴールへ押し込んだ。ベンフィカが1点差に迫る。
75分に上田がベンチに下がったあと、フェイエノールトは後半アディショナルタイムにアントニ・ミランボが追加点を決め、試合は1-3で終了。フェイエノールトが今大会の成績を2勝1敗とし、ベンフィカは2勝1敗で初黒星を喫した。
10/24 05:56
サッカーキング