クラブ初のアジア制覇を目指す神戸、宮代大聖の2ゴールで蔚山HDを撃破! 連勝達成でACLE無敗をキープ

宮代大聖

 AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)第3節が23日に行われ、蔚山HD(韓国)とヴィッセル神戸が対戦した。

 今シーズンからフォーマットが大幅に変更され、アジアの頂点を決める最上位の大会として誕生したACLE。参加チーム数は東西12チームずつの合計24チームとなり、各チームはリーグフェーズにてそれぞれ8試合を戦う。その後、各地区のリーグフェーズにおける上位8チームがラウンド16へ進出し、トーナメント方式によってアジアの頂点を決することとなる。

 日本からは神戸(J1優勝)、川崎フロンターレ(天皇杯優勝)、横浜F・マリノス(J1準優勝)の3チームがACLEに参戦。ブリーラム・ユナイテッド(タイ)との初戦を引き分けた神戸は、2日に行われた山東泰山(中国)との第2戦で今大会初勝利を収めた。対するは、ここまで川崎Fと横浜FMから連敗を喫している蔚山HD。無敗を維持する神戸が、連勝を目指して敵地へと乗り込む。

 前半は、両者ともに大きなチャンスを作れないまま時間が経過。26分には江坂任の折り返しからヤゴ・カリエロが決定的なシュートを放つが、神戸も粘り強く対応してシュートを枠内へと飛ばせない。

 ハーフタイム突入時点で枠内シュートは1本ずつと拮抗したゲームとなるなか、後半開始早々の48分に神戸が均衡を破る。相手陣内で武藤嘉紀が出したパスはカットされるが、鋭いプレスをかけた宮代大聖が即時奪回に成功。細かいタッチでボックス内へと侵入すると、左足でゴールに流し込んで先制点を挙げた。

 62分には中盤右サイドでボールを奪って扇原貴宏にパスが渡り、左足で前線のジェアン・パトリッキに柔らかいフィードを供給。相手のヘディングによるクリアを大迫勇也が回収すると、DFのギャップをスプリントしたジェアン・パトリッキにスルーパスが送られる。そのままGKとの1対1を制してネットを揺らしたが、惜しくも判定はオフサイド。神戸の得点は取り消しとなった。

 すると、73分に神戸が貴重な追加点をマークする。扇原が前線でインターセプトし、こぼれ球を拾った武藤が宮代とのワンツーでDFを突破。ペナルティエリア内にドリブルで運びつつ、体を捻りながら左足でマイナスの折り返しを蹴り入れる。クロスはニアでフリーとなっていた宮代に渡り、打点の高いヘディングでゴールをゲット。鮮やかなショートカウンターで2点目を決めた。

 結局、そのまま試合は2-0で終了。神戸が連勝を飾った。次節、神戸は来月5日にホームで光州FC(韓国)と対戦する。

【スコア】
蔚山HD 0-2 ヴィッセル神戸

【得点者】
0-1 48分 宮代大聖(ヴィッセル神戸)
0-2 73分 宮代大聖ヴィッセル神戸

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