マンUが公式戦6試合ぶりの白星!…ガルナチョ&ホイルンド弾でブレントフォードに逆転勝利

マンチェスター・ユナイテッド

 プレミアリーグ第8節が19日に行われ、マンチェスター・ユナイテッドとブレントフォードが対戦した。

 ここまで7試合を消化し2勝2分3敗の14位に低迷しているマンチェスター・ユナイテッド。現在はリーグ戦で3試合、ヨーロッパリーグ(EL)を含めた全公式戦で5試合白星から遠ざかっており、3年目を迎えたエリック・テン・ハフ監督の進退問題も浮上している。今節の対戦相手は11位ブレントフォード。第4節からは3戦未勝利となっていたものの、前節はウルヴァーハンプトン(ウルブス)との撃ち合いを5-3で制し、4試合ぶりの白星を手にしている。

 序盤はブレントフォードがボールを保持し、前線のブライアン・ムベウモやケヴィン・シャーデを起点にチャンスをうかがう。3分にはキーン・ルイス・ポッターが左から上げたクロスに中央でフリーのシャーデが合わせたが、上手くミートすることができない。対するマンチェスター・ユナイテッドはなかなか流れの中からチャンスを作れず。21分にはクリスティアン・エリクセンの左CKからゴールに迫ったが、GKマルク・フレッケンの好守に阻まれた。

 次第に前線にボールが収まるようになったマンチェスター・ユナイテッドは25分、ラスムス・ホイルンドを起点にカゼミーロが絡んで左のアレハンドロ・ガルナチョへ展開。縦への突破から左足を振り抜いたが、GKフレッケンが鋭い反応を見せる。一方のブレントフォードは31分、バイタルエリアで前を向いたクリスティアン・ノアゴールが強烈なミドルシュートを放ったが、GKアンドレ・オナナが横っ飛びで枠外へ弾き出した。

 34分にはマンチェスター・ユナイテッドに決定機。中央を持ち上がったエリクセンがホイルンドのポストプレーを受けてボックス内へ侵入。しかし、至近距離からのシュートは枠を大きく外れる。このまま前半終了かと思われた45+5分、ミッケル・ダムスゴーの左CKにイーサン・ピノックが頭で合わせ、ブレントフォードが先制に成功した。

 後半開始早々の47分、マンチェスター・ユナイテッドは相手を押し込んだ状態でボールを回し、マーカス・ラッシュフォードが右からファーサイドへクロスを供給。フリーで走り込んだガルナチョがボレーでネットを揺らし、試合を振り出しに戻した。その後も攻勢を強めると、62分にはエリクセンの縦パスをブルーノ・フェルナンデスが巧みにフリック。最後はホイルンドがGKフレッケンを嘲笑うかのようなチップキックでネットを揺らし、逆転に成功した。

 試合をひっくり返したマンチェスター・ユナイテッドはブレントフォードに目立ったチャンスを作らせず、優位性を保ったまま時計の針を進めていく。追加点こそ奪えないものの、途中出場のジョシュア・ザークツィーやラッシュフォード、ガルナチョらが何度か惜しいチャンスを作る。試合はこのまま2-1で終了。マンチェスター・ユナイテッドが逆転で公式戦6試合ぶりの白星を飾った。

 次節、マンチェスター・ユナイテッドは27日にアウェイでウェストハムと、ブレントフォードは26日にホームでイプスウィッチと対戦する。

【スコア】
マンチェスター・ユナイテッド 2-1 ブレントフォード

【得点者】
0-1 45+5分 イーサン・ピノック(ブレントフォード)
1-1 47分 アレハンドロ・ガルナチョ(マンチェスター・ユナイテッド)
2-1 62分 ラスムス・ホイルンド(マンチェスター・ユナイテッド

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