ベティスにレンタル加入中の19歳FWロッキ…バルサでの苦労を明かす「6、7カ月間は笑顔がなかった」

ヴィトール・ロッキ

 ベティスへとレンタル加入中のブラジル代表FWヴィトール・ロッキに、現時点でバルセロナ復帰の意思は存在しないようだ。16日、フランスメディア『フット・メルカート』がスペインメディア『ABCセビージャ』のインタビューを引用して伝えている。

 現在19歳のロッキは母国ブラジルの名門クルゼイロの下部組織出身で、2021年に16歳の若さでトップチームデビューを飾った。2022年4月からはアトレチコ・パラナエンセに活躍の場を移すと、約1年半の間に公式戦81試合出場28ゴール11アシストを記録。昨年夏にバルセロナへの完全移籍が発表され、今年1月に正式加入に至った。しかし、当初の予定を前倒して加わったバルセロナでは不本意な半年間を過ごすことに。プレータイムの合計は353分間に留まり、今夏に買い取りオプションが付随したレンタルでベティスに加入した。

 セビリアの街で新たなスタートを切ったロッキは、開幕からここまで公式戦7試合出場1ゴールをマーク。「大変な時期を過ごした家族も一緒に笑ってくれている」と新天地での充実ぶりを明かした同選手は、「(バルセロナでの)6、7カ月間は笑顔がなかったし、複雑な状況も経験したがもう終わった。僕はここにいて幸せだ。それが一番大事なことだよ」と口にしている。

 また、来季の去就を問われると、「実際のところ、それは僕次第ではない」と説明。一方で、「ここでベティスのためにプレーしたい。ぜひ残りたいよ。両親にも話しをしたが、ここでの生活はとても良いのでもっと長くプレーしたいと思っている」と現時点での心境を告白した。

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