イタリア王者がドイツ王者の主力に関心?…インテル、去就注目のDFターの獲得を検討か

ヨナタン・ター

 インテルがレヴァークーゼン所属のドイツ代表DFヨナタン・ターに関心を寄せているようだ。15日、ドイツ紙『ビルト』やイタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が伝えている。

 現在28歳のターは屈強な体格を誇るセンターバック(CB)。ハンブルガーSVの下部組織出身で、2013-14シーズン途中にトップチームデビューを飾った。2015年夏にはレヴァークーゼンへ完全移籍加入し、ここまで公式戦通算363試合の出場で15ゴール22アシストをマーク。昨シーズンは3バックの主軸として史上初のブンデスリーガ無敗優勝やDFBポカール制覇に大きく貢献した。

 ターを巡っては今夏にバイエルンからの熱烈な関心が報じられたものの、移籍は実現せず。しかし、現行契約が2025年6月末で満了となり、選手自身が契約延長に後ろ向きであることから、来夏の退団が濃厚と見られている。

 バイエルンやレアル・マドリードリヴァプールなどからの関心が噂されるなか、昨シーズンのセリエA王者インテルもターの動向を注視しているとのこと。同クラブを率いるシモーネ・インザーギ監督は、レヴァークーゼンのシャビ・アロンソ監督と同様に3バックのシステムを採用。36歳のイタリア代表DFフランチェスコ・アチェルビ、34歳の同DFマッテオ・ダルミアン、32歳のオランダ代表DFステファン・デ・フライと主力級の多くが30歳を超えていることから、最終ラインの中核を担い得る実力者の獲得を検討しているようだ。ターも獲得候補の1人としてリストアップされているという。

 インテルはターが3バックでのプレーに慣れていることやパワー、スピードといったフィジカル面、後方からの配球力を高く評価している模様。果たして来夏にオファーを提示することになるのだろうか。

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