改修工事遅延中の『カンプ・ノウ』で大規模な乱闘発生…6名が負傷して州警察も出動
バルセロナの本拠地『カンプ・ノウ』での改修工事中に、作業員同士による乱闘が発生したようだ。11日、スペイン紙『マルカ』などが伝えている。
収容人数を10万5000人に増加するため、昨年6月から改修工事が始まった『カンプ・ノウ』。当初、バルセロナのジョアン・ラポルタ会長はクラブ創立125周年となる11月29日までの竣工を目標に掲げていたが、工事の遅延により現時点で終了の目処は立っていない。現在は同じバルセロナに建つ『エスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニス』でホームゲームを戦っており、一部報道では『カンプ・ノウ』での試合再開が2026-27シーズンまでお預けになるとも指摘されている。
そんななか、急ピッチで工事が進む同スタジアムでアクシデントが発生した模様。『マルカ』は、11日の正午過ぎに20名の作業員による乱闘が勃発したと報じた。発端は不明であるものの、乱闘は棒のような武器を使用するにまで激しく進展。重症ではないが6名が負傷し、関係した20名は解雇となったようだ。
また、スペイン紙『アス』は乱闘がルーマニア人とアルバニア人の労働者グループ間で発生したと説明。カタルーニャ警察が出動する事態となったという。なお、『カンプ・ノウ』の改修工事に関しては現在約1750名が労働中。作業員による乱闘は今回が初めてではなく、今年5月にも1名が負傷する事案が発生していた。
10/12 06:59
サッカーキング