チェルシーの公式戦連勝は「5」でストップ…N・フォレストに先制許すも、マドゥエケ弾でドロー

ノニ・マドゥエケ

 プレミアリーグ第7節が6日に行われ、チェルシーとノッティンガム・フォレストが対戦した。

 新たにエンツォ・マレスカ監督を迎えて2024-25シーズンをスタートさせたチェルシーは、前節終了時点で4勝1分1敗の成績を残し、勝ち点「13」を獲得。カラバオ・カップ(EFLカップ)、カンファレンスリーグ(ECL)も含めて現在は公式戦5連勝中と好調をキープしている。2勝3分1敗の成績を残しているノッティンガム・フォレストを本拠地『スタンフォード・ブリッジ』に迎える一戦に向け、チェルシーのスターティングメンバーには、ここまでの6試合で6ゴールと今季も攻撃陣をけん引するコール・パーマーや、4ゴールを記録するニコラス・ジャクソンらが並んだ。

 試合は立ち上がりからチェルシーがボールを握る構図となる。右ウイングのノニ・マドゥエケらが積極果敢にゴールを迫るシーンを作るなど、試合を優位に進めたが、なかなか先制点を奪えない。前半終了間際にはペナルティエリア右を縦に破ったマドゥエケがマイナスへ折り返すと、パーマーが押し込もうとしたものの、ここはGKマッツ・セルスに当たった後でポストに当たってゴールとはならず。前半はスコアレスで折り返した。

 後半に入ると、立ち上がりの49分に均衡が破れる。ノッティンガム・フォレストはピッチ中央付近で得たフリーキックでジェームズ・ウォード・プラウズが浮き球のボールを送ると、ボックス左で競り勝ったニコラ・ミレンコヴィッチが頭で繋ぎ、最後は右足を伸ばしたクリス・ウッドが押し込む。前半は劣勢だったノッティンガム・フォレストが後半最初のチャンスを仕留め、先手を取った。

 主導権を握りながらも先手を取られたことで、チェルシーとしては少し嫌な雰囲気も漂ったが、ビハインドの時間を長くは続かせない。57分、ボックス右でパーマーからのパスを受けたマドゥエケが、中央へカットインして左足でねじ込む。この日も独特なリズムのドリブルで相手守備陣を切り裂いていた背番号11がネットを揺らし、試合は振り出しに戻った。

 同点弾直後の59分にはジェイドン・サンチョからの折り返しにマドゥエケが反応したものの、左足で狙ったシュートは枠を捉えきれない。双方ともに次の1点を奪えないまま終盤に突入すると、78分にはノッティンガム・フォレストに思わず事態が発生。足を滑らせ、バランスを崩したウォード・プラウズが、入れ替わられるのを阻止してボールを手で扱い、この日2枚目のイエローカードが提示されて退場処分に。残りの10分間はチェルシーが数的優位に立って戦うこととなった。

 13分間にも及んだ後半アディショナルタイムには、チェルシーが幾度となくゴールに迫ったものの、GKセルスがビッグセーブを連発。ノッティンガム・フォレストもボックス左へ抜け出したネコ・ウィリアムズがビッグチャンスを迎えたが、GKロベルト・サンチェスの横っ飛びセーブに阻まれ、最後までこれ以上の得点は生まれずにタイムアップを迎えた。

 この結果、チェルシーの公式戦連勝は「5」でストップ。それでも、プレミアリーグでは開幕戦のマンチェスター・シティ戦(●0-2)以降無敗を維持している。対するノッティンガム・フォレストは、これで公式戦3試合未勝利となった。

この後、欧州各国主要リーグはインターナショナルマッチウィークに突入。次節、チェルシーは20日に敵地で遠藤航所属のリヴァプールと、ノッティンガム・フォレストは21日にホームで鎌田大地所属のクリスタル・パレスと、それぞれ対戦する。

【スコア】
チェルシー 1-1 ノッティンガム・フォレスト

【得点者】
0-1 49分 クリス・ウッド(ノッティンガム・フォレスト)
1-1 57分 ノニ・マドゥエケ(チェルシー)

【ハイライト】マドゥエケの同点ゴール!チェルシーvsノッティンガム・フォレスト

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