リヴァプールが首位キープ! チェルシーとの接戦制しリーグ戦4連勝…サラーが1G1A
プレミアリーグ第8節が20日に行われ、リヴァプールとチェルシーが対戦した。
今夏に就任したアルネ・スロット監督の下で好調を維持するリヴァプール。チャンピオンズリーグ(CL)やカラバオカップ含めた全公式戦を通じて開幕からここまで9勝1敗という好成績を収めており、プレミアリーグでは首位を走っている。対するチェルシーも新たに就任したエンツォ・マレスカ監督の下で4勝2分1敗という成績を収め6位に位置。前節はノッティンガム・フォレストとドローに終わったものの、直近は公式戦7試合負けなしとまずまずの序盤戦を過ごしている。ともに新体制となった名門同士の一戦はどちらに軍配が上がるだろうか。
序盤はアウェイに乗り込んだチェルシーが主導権を握る。守備時には統率されたプレスでリヴァプールの前進を許さず、攻撃では3-2-5気味のビルドアップと後方からのロングフィードを織り交ぜながらチャンスをうかがう。25分には右サイドの高い位置に抜け出したノニ・マドゥエケのラストパスからコール・パーマーにチャンスが訪れたが、GKクィービーン・ケレハーとカーティス・ジョーンズのブロックに阻まれ、得点とはならなかった。
一方のリヴァプールは次第にモハメド・サラーが高い位置で起点を作るシーンを増やしていく。26分、サラーが右からのカットインからシュートを放つと、こぼれ球に詰めたC・ジョーンズがレヴィ・コルウィルに倒されPKを獲得。これをサラーが冷静に沈めて先制に成功する。32分にはサラーのラストパスからコーディ・ガクポがネットを揺らすも、これはオフサイドの判定。その後もリヴァプールはショートカウンターを起点に何度かチャンスを創出する。
45+2分、ダルウィン・ヌニェスのパスに抜け出したC・ジョーンズがボックス内でGKロベルト・サンチェスと交錯し、主審はPKを宣告。しかし、オンフィールドレビューの結果、判定が覆り、チェルシーはピンチを免れる。その直後にはマドゥエケのパスを受けたパーマーがボックス内で左足を振り抜くも、惜しくも枠を捉えることはできず。前半はこのまま1-0で終了した。
後半開始と同時にペドロ・ネトを投入したチェルシーは48分、モイセス・カイセドがリヴァプールのハイラインの裏へスルーパスを送ると、抜け出したニコラス・ジャクソンがネットを揺らす。当初はオフサイド判定が下されたものの、VARによって得点が認められ、試合は振り出しに戻った。しかし、同点ゴールからわずか3分後、サラーが右から上げた低いクロスに中盤から飛び込んできたC・ジョーンズが合わせ、あっという間に勝ち越しに成功する。
1点ビハインドのチェルシーはボール保持率でリヴァプールを上回り、後半から右サイドに入ったネトの鋭い突破から何度かチャンスを迎えるも得点を奪うまでには至らない。一方のリヴァプールもショートカウンターを起点に途中出場のルイス・ディアスらにシュートチャンスが訪れるが、こちらも追加点には繋がらず。最小得点差のまま試合を最終盤を迎える。
追い付きたいチェルシーは90+4分、右サイドからのクロスに途中出場のクリストファー・エンクンクが飛び込むもネットを揺らすことはできず。試合はこのまま2-1で終了し、リーグ戦4連勝を飾ったリヴァプールが首位の座をキープしている。次節は27日に行われ、リヴァプールはアウェイでアーセナルと、チェルシーはホームでニューカッスルと対戦する。
【スコア】
リヴァプール 2-1 チェルシー
【得点者】
1-0 29分 モハメド・サラー(PK/リヴァプール)
1-1 48分 ニコラス・ジャクソン(チェルシー)
2-1 51分 カーティス・ジョーンズ(リヴァプール)
【スターティングメンバー】
リヴァプール(4-3-3)
GK:ケレハー
DF:A・アーノルド(81分 J・ゴメス)、コナテ、ファン・ダイク、ロバートソン
MF:フラーフェンベルフ、C・ジョーンズ(81分 マック・アリスター)、ソボスライ
FW:サラー、ジョッタ(30分 ヌニェス)、ガクポ(66分 L・ディアス)
チェルシー(4-2-3-1)
GK:サンチェス
DF:R・ジェームズ(53分 ヴェイガ)、アダラビオヨ(53分 バディアシル)、コルウィル、ギュスト
MF:カイセド、ラヴィア(53分 E・フェルナンデス)、マドゥエケ(76分 エンクンク)、パーマー、サンチョ(HT ネト)
FW:ジャクソン
10/21 02:33
サッカーキング