出場停止処分が18カ月に軽減されたポグバが声明「ついに悪夢が終わった」

ポール・ポグバ

 元フランス代表MFポール・ポグバユヴェントス)が、出場停止処分が緩和されたことを受け、声明を発表した。4日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 ポグバは昨年8月20日に行われたセリエA開幕節ウディネーゼ戦後の薬物検査で、筋力増強などの作用があるテストステロン値の上昇が確認され、イタリア反ドーピング機構(NADO)から暫定的な資格停止処分を科された。検査結果が不服だった同選手は再検査を実施したが、新たに採取したBサンプルでも再び陽性が確認され、今年2月29日にイタリア反ドーピング裁決機関(TNA)から4年間の出場停止処分が下されていた。

 しかし、この処分に納得できなかったポグバはスポーツ仲裁裁判所(CAS)へ提訴することを表明していた。そんななか、今回の報道によると、ポグバのCASへの上訴は認められた模様で、出場停止処分は4年から18カ月に軽減されるほか、5000ユーロ(約82万円)の罰金処分も取り消しとなったことが伝えられている。

 これに伴い、来年3月から復帰できることになったポグバは以下のように声明を発表している。

「ついに悪夢が終わった。スポーツ仲裁裁判所の決定を受けて、再び夢を追いかけられる日を楽しみにしている」

「医師から処方されてきた栄養補助食品を摂取したが、世界アンチ・ドーピング機構の規則を故意に違反したことなどないと常に述べてきた。この栄養補助食品は男性アスリートのパフォーマンスに影響を与えたり、向上させたりするものではない」

「僕は誠実にプレーしている。これは厳格責任違反であることは認めざるを得ないが、僕の説明を聞いてくれたスポーツ仲裁裁判所の裁判官には感謝の意を表したい。これまで懸命に取り組んできたことがすべて中断され、人生でとてもつらい時期だった。皆さんの愛とサポートには改めて感謝をする。ピッチに戻るのが待ちきれないよ」

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