腕章を巻き、バルサを5発大勝へ導いたハフィーニャ「この夜の最も重要な部分は…」

ハフィーニャ

 チャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第2節が10月1日に行われ、バルセロナ(スペイン)はヤングボーイズ(スイス)を5-0で下した。試合後、バルセロナに所属するブラジル代表FWハフィーニャが、『UEFA.com』を通してコメントを発した。

 第1節で日本代表FW南野拓実を擁するモナコ(フランス)の本拠地に乗り込んだバルセロナは、早い時間に退場者を出した関係ことも影響し、1-2と敗北していた。ホームに戻って今季初勝利を目指した一戦は、序盤の8分にハフィーニャからの折り返しをポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキが押し込んで早々と先制。34分にはゴール前のこぼれ球に反応したハフィーニャが左足でゴールネットを揺らすと、直後にもスペイン代表DFイニゴ・マルティネスがヘディングシュートを叩き込む。3点をリードして折り返した後半も、51分にハフィーニャの蹴った右コーナーキックからレヴァンドフスキが自身この日2点目を挙げ、81分にはオウンゴールでさらに突き放す。ほとんどの時間で主導権を握りつつ、ピンチも0ではなかったが無失点で凌ぎ切り、5-0と完勝していた。

 ドイツ代表GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲン不在により、キャプテンマークを巻いて同試合のピッチに立ったハフィーニャは、3ゴールに絡む活躍を見せ、UEFA(欧州サッカー連盟)が選ぶプレイヤー・オブ・ザ・マッチ(POTM)に選出。ハフィーニャは「このような賞を貰えるのは本当に大きな意味を持つことだね」と感想を述べ、次のような言葉で自らのパフォーマンスが白星に繋がったことを喜んだ。

「ピッチの中に最高の自分を見つけ、その結果としてゴールとアシストを記録し、チームを助けることができた。もちろんこのような賞に輝けるのは特別なことだけれども、この夜の最も重要な部分はチームの勝利に貢献できたことだね」

 ハフィーニャは8月のラ・リーガ月間MVP(最優秀選手賞)を受賞するなど、今季開幕直後から眩いばかりの輝きを放っている。「このチームでプレーするには、たくさんの才能が必要なんだ。ドレッシングルームで素晴らしい才能に恵まれた選手たちと時間を共にできるのは本当に喜ばしいことだね」と語ったハフィーニャは、「このチームには怪物級の選手が揃っているんだ。ジュール(・クンデ)、ラミン(ヤマル)、ロベルト・レヴァンドフスキ、ペドリ…。もし止めないんだったら、僕はこのチーム全員の名前を読み上げることになるけど(笑)」とチームメイトたちを称賛。「これほどまでにクオリティの高い選手がそばにいれば、プレーするのも楽になるんだ」と好調の要因を明かした。

 現在、バルセロナのようなメガクラブは国内リーグやCLなど数多くのコンペティションを並行して戦い、過密日程を強いられているが、ハフィーニャは「今のチームは素晴らしい準備ができていると思うよ。ミッドウィークに試合があろうとハードワークを続けられている。回復して、準備して、これを繰り返す上でバランスが難しいんだけど、全力を尽くすためにやり続けるだけだ」と今後を見据えた。

 ヤングボーイズ戦を勝利したことで、今季CLでの成績を1勝1敗としたバルセロナは、23日に次節のCL・リーグフェーズでバイエルン(ドイツ)をホームに迎える。

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