ドルトムント、圧巻の“7ゴール奪取”でセルティックに大勝! 前田大然はCL2試合連続得点をマーク

ドルトムント

 チャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第2節が10月1日に行われ、ドルトムント(ドイツ)とセルティック(スコットランド)が対戦した。

 CL初戦ではスロヴァン・ブラチスラヴァ(スロバキア)と激突し、5-1の大勝を飾ったセルティック。迎えた第2節ではFW古橋亨梧とFW前田大然が先発に名を連ねた一方、MF旗手怜央はベンチスタートとなった。対するは、クラブ・ブルッヘ(ベルギー)との初戦を3-0で勝利したドルトムント。指揮官を務めるヌリ・シャヒン監督は、FWカリム・アデイェミやMFパスカル・グロスなどをスタートから起用している。

 試合は、開始早々の7分にドルトムントがスコアを動かす。中盤でパスを受けたジェイミー・バイノー・ギテンスが反転からドリブルを開始。加速してセルティックの守備網を切り裂くと、味方へのパスが相手の足に当たってボックス内に流れる。そのままギテンスがGKに倒されPKを獲得し、エムレ・ジャンがキックを沈めて先制に成功した。

 リードされたセルティックも、直後に前田が結果を残す。9分にポゼッションで相手を押し込みながら右サイドへ展開し、ライン際でボールを受けたアルネ・エンゲルスが右足でクロスを供給。ゴール前に飛び込んできた前田がエムレ・ジャンの背後から頭で叩き込み、大きな同点弾を挙げた。前田にとってはCL2試合連続ゴールとなっている。

 しかし、その2分後に再びスコアが動く。ドルトムントのGKグレゴール・コベルがフィードを送り、セール・ギラシのポストプレーからユリアン・ブラントがスルーパス。DFラインとの駆け引きを制したアデイェミがペナルティエリアに侵入する。左足で放ったシュートはマーカーの足に当たってゴールイン。ドルトムントがすぐさま勝ち越した。

 勢いに乗るホームチームは、29分に右サイドでコーナーキックを獲得。グロスが蹴り入れたボールはクリアされて大外に流れたものの、こぼれ球を回収したアデイェミが思い切りよく左足を振り抜く。角度の小さい位置から放った強烈なシュートは、GKカスパー・シュマイケルの右手を弾いてネットに突き刺さる。ニアを射抜いてリードを広げた。

 さらに40分には、ドルトムントがこの試合2回目のPKを奪取。ギラシが決めて4点目をマークした。止まらないドルトムントは、直後の42分に敵陣ボックス手前でアデイェミが前田からボールをカット。そのままグラウンダーのシュートをゴール右下に決め、前半だけでハットトリックを記録した。

 反撃を狙うセルティックは、後半頭から旗手とアレックス・バジェを投入。そんななか、ドルトムントの攻撃陣を牽引していたアデイェミが、48分に負傷交代でピッチを退いた。古橋の近くへ配置された旗手は頻繁に前線から降りて起点となり、セルティックの攻撃を活性化させる。

 だが、またもゴールを奪ったのはドルトムント。66分にニコ・シュロッターベックが中盤でインターセプトし、ドリブルで運びながらペナルティエリア内にパスを繋ぐ。ボールを受けたギラシは、細かいタッチでDFを翻弄。完璧にタイミングを外しながらゴールへ流し込み、リードを5点に広げた。

 その後、ドルトムントはさらに1点を追加。試合は7-1で終了し、ドルトムントがセルティックから大勝を収めた。第3節は10月22日から23日にかけて行われ、ドルトムントは22日にアウェイでレアル・マドリード(スペイン)と対戦。セルティックは23日にアウェイでアタランタ(イタリア)と対戦する。

【スコア】
ドルトムント 7-1 セルティック

【得点者】
1-0 7分 エムレ・ジャン(PK/ドルトムント)
1-1 9分 前田大然(セルティック)
2-1 11分 カリム・アデイェミ(ドルトムント)
3-1 29分 カリム・アデイェミ(ドルトムント)
4-1 40分 セール・ギラシ(PK/ドルトムント)
5-1 42分 カリム・アデイェミ(ドルトムント)
6-1 66分 セール・ギラシ(ドルトムント)
7-1 79分 フェリックス・ヌメチャ(ドルトムント)

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