前田大然、CL3戦連発ならず…セルティックはアタランタの猛攻を凌ぎ貴重な勝ち点1獲得
チャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第3節が23日に行われ、アタランタ(イタリア)とセルティック(スコットランド)が対戦した。
昨季、クラブ史上初のヨーロッパリーグ(EL)制覇を成し遂げたアタランタは、EL王者として今季のCLに参戦。セリエAでは第8節終了時点で4勝1分3敗と少々出遅れた印象も残るが、CLでは9月19日に行われた第1節でアーセナル(イングランド)との激闘をスコアレスドローで終えると、10月2日開催の第2節シャフタール・ドネツク(ウクライナ)戦では3-0と完勝。欧州の舞台ではここまで無失点を続けている。
そんなアタランタの本拠地に乗り込むのは、日本人選手3名を擁するセルティックだ。スコティッシュ・プレミアシップでは3連覇を成し遂げ、今季もここまで7勝1分の成績を残して首位に立っているが、欧州の舞台では過去2シーズンにわたりグループステージ敗退の憂き目を見ていた。それでも、今季は第1節のスロヴァン・ブラチスラヴァ(スロバキア)戦で5-1と大勝し、好スタートを切る。前節はドルトムント(ドイツ)相手に1-7とショッキングな敗北を喫したが、EL王者の本拠地に乗り込む今節はどうなるだろうか。
CLで2試合連続ゴール中の前田大然、そして旗手怜央が先発メンバーに名を連ね、古橋亨梧がベンチスタートとなった一戦は、立ち上がりからホームチームがゴールに迫る。13分、ボックス手前左寄りの位置で顔を上げたエデルソンが右足で浮き球のボールを送るも、ファーサイドへ走り込んだマテオ・レテギにはわずかに合わない。18分には左サイド大外からダヴィデ・ザッパコスタがインスイングのボールを上げると、ボックス中央のマリオ・パシャリッチが頭で合わせたが、ヘディングシュートはクロスバーに嫌われた。
なおも攻めるアタランタは24分、ボックス左の深い位置でアデモラ・ルックマンからのパスを受けたザッパコスタがダイレクトで折り返すと、中央でパシャリッチが合わせたものの、GKカスパー・シュマイケルに阻まれる。その後もGKシュマイケルの好セーブによってセルティックは無失点を維持し、前半は0-0で終了した。
後半に入っても試合の様相は大きく変わらず、アタランタが敵陣へ押し込み続ける。なかなか攻撃に転じるシーンを作れないセルティックは68分、旗手とアダム・イダを下げて、パウロ・ベルナルドと古橋を投入。するとピッチに立った直後のプレーで、古橋が存在感を示す。69分、ボックス内で左からの折り返しを受けると、見事な反転から左足で狙ったが、シュートはGKマルコ・カルネセッキに阻まれた。
アタランタは攻撃的なカードを切りながら、ゴールを目指す姿勢を貫いたものの、最後までGKシュマイケルの守るゴールをこじ開けることができずに、試合はこのままタイムアップ。アタランタはCLでの無失点こそ継続したものの、内容を考慮すると手痛いドロー。一方、セルティックは敵地から貴重な勝ち点1を持ち帰ることに成功した。なお、前田は74分に途中交代しており、CLでの3試合連続ゴールとはならなかった。
次節、アタランタは11月6日に敵地でチェイス・アンリが所属するシュトゥットガルト(ドイツ)と、セルティックは5日にホームでライプツィヒ(ドイツ)と、それぞれ対戦する。
【スコア】
アタランタ 0-0 セルティック
【得点者】
なし
10/24 03:38
サッカーキング