初先発で衝撃の2ゴール!…アーセナルの“新星”ヌワネリが喜び語る「最高の気分だ」

イーサン・ヌワネリ

 現地時間25日に行われたカラバオカップ3回戦でアーセナルはボルトンと対戦し、5-1の大勝を飾った。

 序盤に自陣でのミスからピンチを迎えたアーセナルだったが、その後は本拠地『エミレーツ・スタジアム』の声援を背にボルトンを圧倒。16分にデクラン・ライスのミドルシュートで先制すると、37分と49分には弱冠17歳のイーサン・ヌワネリが追加点をマーク。その後は1点を返されるも、ラヒーム・スターリングの加入後初ゴールとカイ・ハヴァーツの得点で突き放し、5-1で試合を締め括った。

 右インサイドハーフとして先発出場し、2ゴールと躍動したヌワネリはファン投票によるボルトン戦のマン・オブ・ザ・マッチに選出。ロンドンに拠点を置く現地紙『イブニング・スタンダード』も10点満点中「9点」というチーム内最高評価をつけ、「17歳の選手にとって夢のような夜となった。フルデビューとなった試合で2ゴールを記録し、場違いなところなど全くなかった。アーセナルは素晴らしい才能を手に入れた」とそのパフォーマンスを称賛した。

 ミケル・アルテタ監督も「彼は日々成長している。プレッシャーを感じることなく、自信を持ってプレーし決断を下す様子から、このレベルでプレーする準備ができていることがわかる。今日は本当に力強いパフォーマンスを見せてくれたし、私も嬉しく思うよ」と17歳の若き才能を絶賛。「アカデミーに関わった全ての人々の功績だ。このような形で選手を送り込んでくれたので、チームにとっても前向きな夜だったと思うよ」とヌワネリの育成に携わったアカデミーのスタッフへの感謝を強調した。

 当のヌワネリはクラブ公式サイトを通じて「興奮している。チームが次のラウンドへ進むのに貢献できて嬉しいし、次に何が起こったとしても準備はできているよ」と前置きしつつ、本拠地『エミレーツ・スタジアム』で自身のチャントが歌われたことについて「自分が愛し、育ってきたクラブのファンが叫んでくれるなんて最高の気分だ。現実離れした気分だよ。16年近くも感じたいと思っていたが、実際に感じられるなんてクレイジーだし、もっと感じたいと思っている」と喜びを語った。

 主将のマルティン・ウーデゴーアが負傷離脱中ということもあり、直近ではトップチームへの帯同が続いているヌワネリ。今後のさらなる活躍にも期待がかかる。

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