関係性に注目も…チェルシーの共同オーナーが隣同士で試合を現地観戦
チェルシーを率いるエンツォ・マレスカ監督が、関係性に注目が集まっている共同オーナーについて言及した。21日、イギリスメディア『フットボール・ロンドン』が伝えている。
2022年5月にトッド・ベーリー氏ら投資家グループとクリアレイク・キャピタルのコンソーシアムによって共同で株式購入されたチェルシー。これまで移籍市場では積極的な補強を繰り返し、選手を大きく入れ替えたほか、上層部の人員も大きく入れ替えて新たなチームを築き上げている。
しかし、クラブ買収当時からの目標である新スタジアムの建設案が停滞していることやクラブの方向性などをめぐり、現在会長を務めているベーリー氏ら側とクリアレイク・キャピタルの共同創設者であるベハダ・エグバリ氏側で亀裂が発生。お互いに株式を買収する姿勢を示していることが報じられるなど、本格的な内戦になる可能性が浮上していることが話題になっている。
そのため、動向には注目が集まっているが、21日にアウェイで行われたプレミアリーグ第5節のウェストハム戦ではスタンドにベーリー会長とエグバリ氏が隣同士で観戦する様子が見られ、3-0で快勝した試合を見届けたことが明らかになっていた。
関係性に注目が集まっている共同オーナーの前で勝利を収めた試合後、これまでも共同オーナーについて質問を受けてきたマレスカ監督は「今日だけではなく、彼らのために勝利することは常にいいことだよ」と語りながら、試合後には両人がロッカールームを訪れたことも明かした。
「あなたが言ったように、2人ともここにいてくれたからこそ、いい瞬間を彼らに届けることができたと思う。彼らはロッカールームにいて、皆喜んでいたよ。結果と勝ち点は私たちの仕事では常に重要なことだ。私にとって現時点の目標はチームとしてどれだけ進歩しているかを見ることだけどね」
【ハイライト動画】ウェストハムvsチェルシー
09/23 14:54
サッカーキング