開始10分での退場響き今季初黒星…バルサ指揮官は切り替えを強調「立ち直らなければならない」

ハンジ・フリック監督

 バルセロナを率いるハンジ・フリック監督がチャンピオンズリーグ(CL)初戦を振り返った。19日、スペイン紙『マルカ』がコメントを伝えている。

 CLリーグフェーズ第1節が現地時間19日に行われ、モナコとバルセロナが対戦した。敵地に乗り込んだバルセロナは、10分に南野拓実を倒したエリック・ガルシアが一発退場となると、そのわずか5分後に先制点を献上。28分にラミン・ヤマルが強烈なシュートを沈めて試合を振り出しに戻したが、72分にジョージ・イレニヘナに勝ち越しゴールを許し、そのまま1-2で敗れた。

 ラ・リーガでは開幕5連勝と波に乗っていたものの、CLでは黒星スタートとなったバルセロナ。今シーズンの公式戦初黒星を喫したフリック監督は「モナコは非常に良かったし、勝利に値する」と前置きした上で、「我々は情熱を持って守り、コンパクトさを保つよう努めていた。いくつかのミスもあったが、チャンスも作れていた。最初の10分間でレッドカードが出て、試合が完全に変わってしまった」と序盤に数的不利となったことを嘆いた。

 一方で「我々はチームとして守り、チームとして攻撃していた。ポジティブな面も見られた」ともコメント。週末に控えるラ・リーガ第6節のビジャレアル戦や今後のCLリーグフェーズでの戦いに向けた切り替えの必要性を強調した。

「特に心配はしていない。我々はこの試合を分析しなければならないし、それが監督としての私の仕事だ。選手は不満だったかもしれないが、チームとして立ち直る必要がある。日曜日には試合があり、ベストを尽くしてチームのために戦わなければならない。我々はさらに強くなるだろうし、CLのリーグフェーズは7試合も残っている。この大会でプレーするための十分な力は持っており、目標を達成することは可能だろう」

 バルセロナは現地時間10月1日のCLリーグフェーズ第2節ではヤングボーイズと対戦する。

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