チェルシーGKペトロヴィッチ、ストラスブールへのレンタル移籍で合意か

ジョルジェ・ペトロヴィッチ

 チェルシーに所属するセルビア代表GKジョルジェ・ペトロヴィッチが、ストラスブールにレンタル移籍することになるようだ。29日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

 現在24歳のペトロヴィッチは母国セルビアのチュカリチュキでプロキャリアをスタートさせた。2022年4月からはニューイングランド・レボリューション(MLS)でプレーし、在籍初年度からMLS年間最優秀GK候補で2位になるなど活躍を見せていた。

 そして、2023年8月にチェルシーに完全移籍を果たし、7年契約に1年の延長オプションが付随した長期契約を締結した。2023-24シーズンはスペイン代表GKロベルト・サンチェスが負傷離脱して以降は定位置を確保し、公式戦31試合に出場した。

 しかし、負傷の影響で今夏のプレシーズンツアーの帯同メンバーから外れると、今夏に新しく就任したエンツォ・マレスカ監督が足下の技術に長けたGKを起用することを望んでいることから、序列が低下。さらに、ビジャレアルからデンマーク人GKフィリップ・ヨルゲンセンが加入した影響もあり、今夏の退団は既定路線と見られていた。

 そんなペトロヴィッチはチェルシーのオーナーを務めるコンソーシアム『BlueCo』が2023年6月に買収したストラスブール(フランス1部)にレンタル移籍することで合意したという。また、移籍前にはチェルシーと条件を改善した新契約を締結することも報じられている。

 なお、今夏の移籍市場でチェルシーからはU-21ポルトガル代表FWディエゴ・モレイラが完全移籍となったほか、すでにブラジル代表MFアンドレイ・サントス、アメリカ代表DFケイレブ・ワイリーがレンタル移籍でストラスブールに加入しているなか、同一クラブからのレンタル移籍人数の上限となる3人目の選手としてペトロヴィッチも加わることになりそうだ。

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