ユヴェントス、マンUのサンチョ獲得レースから撤退か…残すはチェルシーのみ?

ジェイドン・サンチョ

 ユヴェントスは、マンチェスター・ユナイテッドに所属するイングランド代表FWジェイドン・サンチョの獲得レースから撤退したようだ。30日、イタリアメディア『ジャンルカ・ディ・マルツィオ』が伝えている。

 現在24歳のサンチョは2021年夏にマンチェスター・ユナイテッドに完全移籍。加入後2シーズンは主力として試合に出場したものの、2023-24シーズンは規律問題およびエリック・テン・ハフ監督との関係悪化により、トップチームから追放状態に。今年1月にドルトムントへレンタルで放出されると、シーズン後半戦のみの在籍ながら公式戦21試合の出場で3ゴール3アシストを記録し、11年ぶりのチャンピオンズリーグ(CL)決勝進出に貢献を果たした。

 レンタル期間の満了に伴い、今夏にマンチェスター・ユナイテッドに復帰したサンチョは、テン・ハフ監督と和解し、プレシーズンでは出場機会を得ていたことから、残留の可能性も浮上している。しかし、今シーズンのプレミアリーグが開幕して以降は移籍の可能性を探っていることも影響してベンチ外が続いており、依然として去就には注目が集まっている。

 そんなサンチョにはユヴェントスが関心を示しており、チアゴ・モッタ新監督のチームに迎え入れようと交渉を続けていることが明らかになっていた。だが、今回の報道によると、マンチェスター・ユナイテッドの要求が高すぎることに加え、U-21ベルギー代表FWサミュエル・ムバングラが台頭していることから、ユヴェントスはサンチョの獲得を断念したという。

 これに伴い、イギリスメディア『スカイスポーツ』などによると、サンチョの移籍先にはチェルシーのみが残っている状況となったが、チェルシーとしてもイングランド代表FWラヒーム・スターリングの放出ができた場合にのみ、サンチョの獲得に正式に動くと見られており、状況は複雑になっているようだ。

 サンチョ自身はチェルシー行きを望んでいるとも指摘されているが、移籍市場閉幕が迫っている中でどのような結末を迎えるのだろうか。

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