チェルシーで戦力外のスターリング、移籍先にクリスタル・パレスやアストン・ヴィラが浮上?

ラヒーム・スターリング

 チェルシーからの退団が既定路線となっているイングランド代表FWラヒーム・スターリングの移籍先に注目が集まっている。22日、イギリス紙『イブニング・スタンダード』や同『ミラー』、同『タイムズ』などが伝えている。

 現在29歳のスターリングはリヴァプールマンチェスター・シティでのプレーを経て、2022年夏に4500万ポンド(約86億円)の移籍金でチェルシーに加入し、2027年6月30日までとなる5年契約を締結した。ここまで通算81試合出場で19ゴール12アシストを記録している。

 そんなスターリングは今シーズンもチェルシーでプレーを続けることが濃厚と見られていたが、ウルヴァーハンプトンからポルトガル代表FWペドロ・ネトが加入すると、アトレティコ・マドリードとの交渉の末に最終的にはポルトガル代表MFジョアン・フェリックスが加入した影響で状況が一変した。

 攻撃的MFは飽和状態となっていることから、エンツォ・マレスカ新監督は開幕前に直接スターリングに今季は出場機会が減る旨を伝えると、代表復帰を目指している同選手は定期的な出場機会を求めて今夏の移籍に動き出し、チェルシーも移籍先探しに全面協力する姿勢を示している。

 そんなスターリングには、Uー23フランス代表MFミカエル・オリーズがバイエルンへと移籍してしまった日本代表MF鎌田大地が所属するクリスタル・パレスから興味を持たれているほか、チェルシーはアストン・ヴィラに獲得に興味はあるかと連絡を送ったことから、同クラブも獲得を検討していることなどが伝えられている。

 しかし、スターリングのチェルシーでの現行契約が週給32万5000ポンド(約6230万円)であることが移籍の大きな障壁となっている模様で、移籍が実現するためには同選手が大幅な減給に応じるか、チェルシーが給料の一部を負担する形でない限り、他クラブが同選手との契約を締結することはできないと見られているが、果たしてスターリングの移籍先は見つかるのだろうか。

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