モッタ新体制のユーヴェ、開幕節で昇格組コモに3発快勝! セスク監督はセリエA初指揮で勝ち点獲得は持ち越し

ユヴェントスが3発快勝

 セリエA開幕節のユヴェントス対コモの試合が19日に行われた。

 今季チアゴ・モッタ監督が就任したユヴェントスは、新10番FWケナン・ユルディズやFWドゥシャン・ヴラホヴィッチ、FWサミュエル・ムバングラ、新戦力のMFケフラン・テュラム、DFフアン・カバルらが先発に名を連ねた。一方、セスク・ファブレガス監督率いる昇格組のコモは、新加入のFWアンドレア・ベロッティ、DFアルベルト・モレノ、GKホセ・マヌエル・レイナらが開幕スタメンに入った。

 立ち上がりは両チームともに決定機の少ない展開となったが、20分にユヴェントスにチャンスが訪れる。DFアンドレア・カンビアーゾが右サイドからクロスを入れると、ヴラホヴィッチがヘディングシュート。ただ、これは枠を捉えられず、得点には至らなかった。

 それでも23分に試合を動かす。先発に抜擢されたムバングラが左サイドから独力でドリブルでカットインしてそのままシュート。見事にゴールネットを揺らし、ユヴェントスが先制に成功した。

 リードを奪ったユヴェントスは、41分にヴラホヴィッチが直接フリーキックでゴールを脅かすがわずかに枠外へ。43分には再びヴラホヴィッチがポストに当たるシュートを放ち、ゴールに迫る。

 すると、前半終了間際に試合が動く。ユルディズが左サイドをドリブルで深い位置まで突破し、マイナスのクロスを入れると、ヴラホヴィッチがスルーして、FWティモシー・ウェアがシュート。クロスバーに当たったボールはゴールラインを割り、追加点となった。ユヴェントスがリードを2点に広げ、前半を折り返した。

 後半は立ち上がりからヴラホヴィッチがゴールに迫る。47分にはクロスからゴールネットを揺らすが、得点に至るまでの一連のプレーの中でオフサイドとなり得点は認められず。53分にも、カウンターからペナルティエリア内で連続シュート。しかし、ポストに嫌われ、追加点とはならなかった。

 それでも後半アディショナルタイムに追加点。カンビアーゾが右サイドからカットインして左足を振り抜く。綺麗な軌道を描いたシュートはゴール左隅に決まった。

 試合はこのまま3-0でユヴェントスが勝利。2019-20シーズン以来の優勝に向けて、開幕白星スタートとなった。一方、セリエA初指揮となったセスク監督は初の勝ち点獲得とはならなかった。

【スコア】
ユヴェントス 3-0 コモ

【得点者】
1-0 23分 サミュエル・ムバングラ(ユヴェントス)
2-0 45+1分 ティモシー・ウェア(ユヴェントス)
3-0 90+1分 アンドレア・カンビアーゾ(ユヴェントス

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