レアル・マドリードに“ジャガー”が牙を剥く! マジョルカFW浅野拓磨が開幕スタメン濃厚

浅野拓磨

 日本代表FW浅野拓磨が所属するマジョルカは18日、2024-25シーズンのラ・リーガ開幕節でレアル・マドリードと対戦する。

 ラ・リーガに初挑戦する新シーズン、その最初の対戦相手となるのは“白い巨人”だ。現在29歳の浅野は、今夏にボーフムからマジョルカに加入すると、プレシーズンマッチでゴールとアシストを量産した他、MFダニ・ロドリゲスが「よく馴染んでいると思うし、タクは我々に多くを与えてくれる」と語ったように適応面も順調。ハゴバ・アラサテ新監督のチーム作りにおいて、アピールに成功した選手のひとりとなった。そして、18日に控える開幕節を前に、スタメンを予想したスペイン大手紙『マルカ』と『アス』は、当然のように浅野の名前を記している。後者によると、『4-2-3-1』の左サイドハーフで出場する可能性が高いようだ。

 さらに『アス』は、「マジョルカで活躍する日本の才能」と銘打った同選手の特集記事を公開。プレシーズンの活躍で、マジョルキニスタのハートを掴んだとしつつ、「かつて、FWヴェダト・ムリキはMFイ・ガンイン(現パリ・サンジェルマン)とのコンビで違いを生み出したが、韓国人が去った後、今度は日本人のパートナーに期待している。お互いをよく理解し合えているからだ」と言及。“コソボの海賊”と称されるエースとともに、攻撃を牽引していく存在として期待を寄せられている。

 また、プレシーズンマッチのボローニャ戦では、浅野は武器のスピードを活かしたラインブレイクから、スペイン屈指の“魔術師”ことMFセルジ・ダルデルのスルーパスを引き出し、ゴールを決めるなど、こちらのホットラインも炸裂する予感大。その他、コパ・デル・レイ準優勝の立役者となったGKドミニク・グレイフ、ディフェンスリーダーのCBアントニオ・ライージョ、潰し屋として頭角を現しているMFサム・コスタ、“島の英雄”FWアブドン・プラツなど、個性溢れる選手がチームメイトとなる。

 本拠地『ソン・モイシュ』にレアル・マドリードを迎える一戦。MFジュード・ベリンガムやFWヴィニシウス・ジュニオール、そしてFWキリアン・エンバペを擁する“白い巨人”に、日本の“ジャガー”が牙を剥く。

 なお17日、マジョルカは2024-25シーズンの背番号を発表。新加入の浅野が『11』、CBマテウ・モレイが『2』、左SBホアン・モヒカは『22』となっている。

 2024-25シーズンの背番号は以下の通り。

▼GK
1 ドミニク・グレイフ
13 レオ・ロマン
25 イバン・クエジャル

▼DF
2 マテウ・モレイ
3 トニ・ラト
4 シーベ・ファン・デル・ヘイデン
6 ホセ・マヌエル・コペテ
21 アントニオ・ライージョ
22 ホアン・モヒカ
23 パブロ・マフェオ
24 マルティン・ヴァルイェント

▼MF
5 オマール・マスカレル
8 マヌ・モルラネス
10 セルジ・ダルデル
12 サム・コスタ
14 ダニ・ロドリゲス
18 アントニオ・サンチェス
19 ハビ・ジャブレス
33 ダニエル・ルナ

▼FW
7 ヴェダト・ムリキ
9 アブドン・プラツ
11 浅野拓磨
17 サイル・ラリン

ジャンルで探す