今夏積極補強のウェストハム、フランス代表DFトディボの獲得を発表「素晴らしく情熱的なファンがいるウェストハムに来る絶好のタイミング」

ジャン・クレール・トディボ

 ウェストハムは10日、ニースからフランス代表DFジャン・クレール・トディボを獲得したことをクラブ公式サイトで発表した。契約形態は1年間レンタル移籍となり、買い取り義務により、2024-25シーズン終了後に自動で完全移籍へ移行する形となっている。

 現在24歳のトディボはCBを主戦場とする選手で、母国のトゥールーズでトップチームデビューを飾ると、これまでバルセロナやシャルケ、ベンフィカなどでプレーし、2021年からニースで活躍。昨年9月にはフランス代表デビューを飾った。トディボを巡ってはユヴェントスが獲得に動いているという報道もあったが、ウェストハムが同選手の獲得に成功した。

 トディボは公式サイトで「ウェストハム・ユナイテッドと契約できて本当にうれしい。世界最高のリーグ、プレミアリーグでプレーできるなんて夢のようです」とし、「新しく就任したフレン・ロペテギ監督のもと成長したいという大きな野心を持つクラブでプレーできることは、私にとって素晴らしい機会です」とクラブ加入を喜んだ。

 つづけて同選手は「ロンドンの中心地で、素晴らしく情熱的なファンがいるウェストハムに来る絶好のタイミングだと感じています。ウェストハムのユニフォームを着て、ロンドンスタジアムでプレミアリーグの試合をプレーできることをとても楽しみにしています」とコメントを発表した。

 また、ウェストハムでスポーツディレクター(SD)を務めるティム・シュタイデン氏は「ジャン・クレール(トディボ)は我々が長い間注目してきた選手であることは周知の事実です。そのため、シーズン開幕前にこの契約が成立したことを大変嬉しく思っています」と同選手の加入を歓迎した。

 なお、移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は10日、自身のXでウェストハムが支払う移籍金は転売条項付きの4000万ポンド(約75億円)であると説明されている。

 ウェストハムは今夏の移籍市場で、ドルトムントからドイツ代表FWニクラス・フュルクルク、ウルヴァーハンプトンからDFマックス・キルマンを獲得するなど積極補強を行っており、トディボは今夏7人目の新戦力となった。

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