2冠王者レヴァークーゼン、PK戦の末にシュトゥットガルトを下す…独スーパー杯初出場で初優勝

 DFLスーパーカップが18日に行われ、昨季ブンデスリーガとDFBポカールの国内2冠を成し遂げたレヴァークーゼンと昨季2位のシュトゥットガルトが対戦した。

 開始11分、レヴァークーゼンはCKの流れから二次攻撃を仕掛ける。アレイクス・ガルシアのクロスをエドモン・タプソバが頭で折り返し、最後はヴィクター・ボニフェイスが押し込み、2冠王者のレヴァークーゼンが先制する。対するシュトゥットガルトはその4分後の15分、マクシミリアン・ミッテルシュテットのクロスをエンツォ・ミローがダイレクトで合わせ、すぐさま同点に追いつく。37分にマルタン・テリエが足裏を見せたタックルで一発退場となり、レヴァークーゼンは数的不利となる。

 後半に入り63分、シュトゥットガルトは左サイドから崩すと、フランス・クレツィヒのクロスを途中出場のデニズ・ウンダヴが詰めて逆転に成功する。数的不利のレヴァークーゼンは終了間際の88分、アレハンドロ・グリマルドのパスにパトリック・シックがゴールネットを揺らし、土壇場で同点に追いつく。90分を終えて2-2で終了。勝負の行方はPK戦に突入する。

 両チーム2人ずつ成功して迎えたシュトゥットガルトの3人目、クレツィヒのキックをGKルーカス・フラデツキーがストップ。シュトゥットガルト5人目のキッカー、サイラス・カトンパ・ムブンパは枠を外してしまい、4-3でレヴァークーゼンがPK戦を制した。DFLスーパーカップ初出場のレヴァークーゼンが、数的不利を跳ね除けて初優勝を飾った。ブンデスリーガは来週末開幕し、レヴァークーゼンはボルシアMG、シュトゥットガルトはフライブルクとそれぞれアウェイで対戦する。

 【スコア】
レヴァークーゼン 2-2(PK 4-3) シュトゥットガルト

【得点者】
1-0 11分 ヴィクター・ボニフェイス(レヴァークーゼン)
1-1 15分 エンツォ・ミロー(シュトゥットガルト)
1-2 63分 デニズ・ウンダヴ(シュトゥットガルト)
2-2 88分 パトリック・シック(レヴァークーゼン)

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