バルサはニコ・ウィリアムズの獲得を諦めず? 地元紙は「ニコとの契約以外のシナリオは考えていない」と説明

ニコ・ウィリアムズ

 バルセロナはアスレティック・ビルバオ所属のスペイン代表FWニコ・ウィリアムズ獲得を諦めていないようだ。9日から10日にかけて、スペインメディアの『スポルト』や『ムンド・デポルティーボ」が報じている。

 2023-24シーズンのアスレティック躍進に貢献し、スペイン代表のEURO2024優勝に貢献したニコに対しては、バルセロナが強い興味を持っていると繰り返し報じられてきた。

 しかし、同選手は6日に休暇を返上してアスレティックの練習施設『レサマ』に帰還。これを受けて、スペインメディアの『マルカ』は「彼がこの夏にクラブを離れることがないことを意味する」とニコの事実上の残留宣言であるとの見解を綴っていた。

 また、ニコがアスレチックの公式SNSにてアップされた動画において、ニコは「すべてが順調。スタートが楽しみ。準備ができている」としつつ、「みんな、僕は戻ってきたよ。今シーズンが本当に楽しみなんだ。さぁ行こう、アスレティック!」とビルバオのサポーターにメッセージを発したことから、ニコが兄FWイニャキ・ウィリアムズと見た“兄弟で欧州大会に出場する”という夢を叶えるべく、アスレティックに残留すると見られていた。

 しかし、『スポルト』は「バルセロナはニコとの契約以外のシナリオは考えていない。同選手が移籍に合意する場合、アスレティックに契約解除金を支払い24時間以内に契約をまとめられる資金を持っている」と説明。

 また『ムンド・デポルティーボ』は、「ニコにとって兄のイニャキの存在は重要で、現在イニャキがアスレティックのシャツを着て兄弟一緒に欧州大会に出場できるよう弟のニコを説得している」としつつも、「バルセロナはシーズン最後までタイトルを争うことが義務づけられたチームにおいて、ニコの加入は左ウイングのポジションで新たなクオリティを加えると信じており、同選手の獲得に関しタオルを投げていない」と、バルセロナがニコ獲得を諦めないことを伝えている。

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