横山歩夢、イングランドの古豪バーミンガム加入が正式決定! 三好康児に続く2人目の日本人選手に

横山歩夢

 イングランドのバーミンガムは、サガン鳥栖に所属するFW横山歩夢を完全移籍で獲得したことを発表した。横山は2027年6月30日までの3年契約を締結。背番号は「33」に決まった。

 横山は2003年3月4日生まれの現在21歳。東海大学高輪台高校を経て、2021年に松本山雅FCへ入団した。松本ではルーキーイヤーから出場機会を確保し、2年目には明治安田生命J3リーグで29試合出場11ゴールを記録。2023年より鳥栖へ完全移籍すると、今季は2024明治安田J1リーグで24試合出場5得点、JリーグYBCルヴァンカップで2試合出場1得点を記録。爆発的なスピードを武器に鳥栖の攻撃陣をけん引していたが、8月8日付で海外クラブへの移籍を前提とした手続きと準備のため、チームを離脱することが発表されていた。

 海外挑戦に際し、横山は鳥栖を通して次のようにコメントを発表している。

「本当に一年半お世話になりました。素晴らしい方々に囲まれて成長できました!どんな状況でも最高な応援をしてくれてありがとうございました!あのスタジアムの雰囲気はとてもすごかったです!いい報告をできるように頑張ってきます!」

 バーミンガムはイギリスのウェスト・ミッドランズ州を本拠とする1875年創設のクラブ。2000年代は多くのシーズンをプレミアリーグで過ごしており、2010-11シーズンにはカーリング・カップ(現:カラバオ・カップ/EFLカップ)優勝を果たし、ヨーロッパリーグ出場権も獲得した。だが、同シーズンのプレミアリーグを18位で終えてチャンピオンシップ(2部)に降格すると、以降は1度もプレミアリーグに復帰できていない。2023-24シーズンはジョン・ユースタス監督の下でシーズンをスタートしたものの、同年10月に解任されると、以降はウェイン・ルーニー氏を筆頭に監督が入れ替わり、暫定体制も含めると5名もの監督が指揮を執る混乱のシーズンに。最終的にはチャンピオンシップを22位で終え、1994-95シーズン以来となるEFLリーグ1(3部)降格が決まった。

 新シーズンは1年での2部復帰を目指して戦う中、日本の“スピードスター”がチームに加わることとなった。

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