イングランド代表、カーズリー暫定監督の就任決定…昨年のU-21欧州選手権を制覇

リー・カーズリー

 イングランドサッカー協会(FA)が、U-21イングランド代表を率いるリー・カーズリー監督をA代表の暫定監督に任命した。9日に協会の公式サイトで発表した。

 EURO2024で準優勝に終わったイングランド代表は、同大会終了後にガレス・サウスゲート前監督が辞任。後任探しが難航するなか、9月に行われるUEFAネーションズリーグの2試合、アイルランド代表戦とフィンランド代表戦において、カーズリー暫定監督が指揮を執ることになった。

 現在50歳のカーズリー監督は、現役時代にエヴァートンなどで活躍。引退後はコヴェントリー、ブレントフォード、マンチェスター・シティU-18、バーミンガムなどで指導者としての経験を積み、2018年夏にU-21イングランド代表のアシスタントコーチに就任した。

 2021年夏からU-21イングランド代表の監督に昇格し、2023年に行われたUEFA U-21欧州選手権では1984年以来となる優勝に導いた。また、A代表でもEURO2020、FIFAワールドカップカタール2022、EURO2024でコーチングスタッフをサポートした。

 カーズリー監督は暫定監督就任に際し、FAの公式サイトを通じて次のようにコメントした。
 
「イングランド代表を暫定的に率いることができて光栄だ。私は選手たちや国際サッカーのサイクルに精通しており、FAが新監督を採用するプロセスを続けている間、私がチームを指導するのは理にかなっている。私の最優先事項は継続性を確保することであり、私たちの目標はUEFAネーションズリーグで昇格を果たすことだ」

ジャンルで探す