「あっ!一つ思ったのは…」石川璃音が突如熱弁、感銘を受けた田中美南の“コンディショニング術”

 パリオリンピック2024(パリ五輪)の戦いを終えたなでしこジャパンが帰国し、取材対応を行った。

 石川璃音(三菱重工浦和レッズレディース)は、当初バックアップメンバーでの選出だったが、大会レギュレーションの変更(バックアップメンバーも含めた22名から試合に臨む18名を選出する形)により、五輪デビューを飾った。第2節のブラジル女子代表戦でベンチ入り、第3節のナイジェリア女子代表戦では先発フル出場で勝利に貢献。「試合をやるにつれて成長できたと思います。だから全員で勝ちたかった。ワールドカップで悔しい思いをしたからこそ、今大会にかけていた思いがあったので悔しい」と振り返った。

 石川は幼少期から新体操を習っており、「ロンドン五輪はサッカーよりも新体操を応援していました」という。転機は小学校3年時、一つ上の姉がサッカーを習い始め「一緒にボール蹴っていて楽しかった」とサッカーの道へ。サッカー選手として初めての五輪の舞台を終えた石川は「たくさんの競技があって『日本のために金メダルを』という思いが強くありました。ニュースで日本人選手がメダルを獲得しているところを見ていたので、メダルを獲りたかった」と心境を明かした。

 和やかなムードで囲み取材が続く中、石川は「あっ! 一つ思ったのは……」と今大会で印象に残ったことを語り出す。「(田中)美南さんのプレーを練習から見ていて、五輪に向けてコンディションを整えてきていると思いました。リーグ戦でもすごく高い質でやれているのに、それを超えたプレーをこのタイミングで発揮できている。本当にすごいと思いました。2027年(女子W杯)は計算してやっていきたいです」と大きな感銘を受けたようだ。

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