川崎FのGK上福元直人、湘南への完全移籍が決定「感謝してもしきれない」

上福元直人

 川崎フロンターレに所属するGK上福元直人が、湘南ベルマーレに完全移籍することが決定した。8月1日、両クラブが発表している。なお、湘南での背番号は「99」に決まった。

 現在34歳の上福元は市立船橋高校から順天堂大学へ進学し、2011年に大分トリニータの特別指定選手に登録された。翌2012年に大分へ正式加入し、2013年にはFC町田ゼルビアへの期限付き移籍を経験。同年7月に大分へ復帰した。その後、東京ヴェルディ徳島ヴォルティス京都サンガF.C.でのプレーを経て、2023年に川崎Fに加入した。

 昨シーズンは公式戦18試合に出場すると、今シーズンはここまで2024明治安田J1リーグで8試合、天皇杯 JFA 第104回全日本サッカー選手権大会で1試合の出場にとどまっていた。

 完全移籍が決定した上福元は川崎Fのクラブ公式サイトで以下のようにコメントを発表している。

「自身のキャリアで、日本のトップである川崎フロンターレというクラブに携われる日が来るとは想像もしていませんでした。その話をもらったときの喜びは、今も鮮明に覚えています。自分を温かく迎え入れてくれて支えてくださった監督をはじめ、テクニカルスタッフ、強化部、メディカルスタッフ、マネージャー、ホペイロ、フロントスタッフの皆さま。クラブハウスの管理、グラウンドの管理、ウェアの洗濯と麻生で共に戦ってくださった皆さま。良い時も、そうでない時もクラブを常日頃から支えてくださる、川崎市、スポンサー企業、パートナーの皆さま。等々力、麻生、テレビの前でいつも応援してくださっているサポーターの皆さま。そして心からリスペクトできる選手たちと1年半の間、最高の時間を共有しました。一人ひとりから本当に多くのことを学びました」

「感謝してもしきれないほどに先輩、後輩関係なく、みんなに支えてもらいました。そんな多くの皆さまにこの場を借りてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。そんな幸せな環境であるフロンターレを、このタイミングで離れることになりました。自分の不甲斐無さと責任を感じます。それでも前を向き、ここで得た経験を糧とし、力強く進んでいきます。短い間でしたが1年半、ありがとうございました」

 そして、加入する湘南のクラブ公式サイトでは以下のようにコメントしている。

川崎フロンターレから来ました、上福元直人です。シーズン途中の加入にはなりますが、湘南ベルマーレが勝利するために皆と協力し、日々全力で取り組んで参ります。湘南の一員として皆さんと一緒に戦えることを楽しみにしています。応援よろしくお願いします」

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