トッテナム、イタリア代表FWキエーザの代理人と接触か…約33億円以下で獲得可能?

フェデリコ・キエーザ

 トッテナムがユヴェントス所属のイタリア代表FWフェデリコ・キエーザに関心を寄せているようだ。29日、イギリス紙『イブニング・スタンダード』やイタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が伝えている。

 現在26歳のキエーザは左右のウイング(WG)を主戦場とするプレーヤー。フィオレンティーナの下部組織出身で2016年夏にトップチームへ昇格すると、2020年10月にはユヴェントスへレンタルで加入し、約2年後に完全移籍への移行が発表された。同クラブではここまで公式戦通算131試合に出場し32ゴール23アシストをマーク。近年は度重なる負傷に悩まされていたが、昨シーズンは公式戦37試合に出場し10ゴール3アシストという成績を残した。

 そんなキエーザとユヴェントスとの現行契約は2025年夏で満了に。契約満了まで1年を切るなか、現時点で契約延長に向けた動きは見られておらず、ユヴェントスは移籍金の回収が見込める今夏のタイミングで売却に踏み切る可能性があると報じられている。

 今回の報道によると、アンジェ・ポステコグルー監督体制2年目を迎えたトッテナムが、キエーザに対して具体的な関心を寄せているとのこと。同選手の代理人を務めるファリ・ラマダニ氏は現在ロンドンに滞在中で、トッテナム関係者との最初の話し合いが行われた模様だ。なお、ユヴェントスとの契約満了まで1年を切っていることから、移籍金は2000万ポンド(約33億円)以下に収まる可能性が高いと『イブニング・スタンダード』は指摘している。

 なお、キエーザに対してはトッテナムと同じくロンドンを本拠地とするチェルシーも興味を示している模様で、こちらも代理人との接触があったと見られている。果たして26歳のイタリア代表アタッカーは今夏にプレミアリーグへ活躍の場を移すこととなるのだろうか。今後の動向に注目が集まる。

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