ゴレツカ、今夏にバイエルン退団の可能性…アトレティコ&ナポリが動向注視か

レオン・ゴレツカ

 バイエルンに所属するドイツ代表MFレオン・ゴレツカに移籍の可能性が浮上しているようだ。29日、ドイツ紙『ビルト』が伝えている。

 ヴァンサン・コンパニ新監督の下でブンデスリーガの“覇権奪還”を目指すバイエルンは、今夏の移籍市場で日本代表DF伊藤洋輝、ポルトガル代表MFジョアン・パリーニャ、U-23フランス代表FWミカエル・オリーズを獲得し戦力拡充に成功。一方でこれまで主力を担ってきた既存戦力の売却も検討しており、ドイツ代表MFジョシュア・キミッヒやフランス代表FWキングスレイ・コマンらに退団の可能性が浮上している。

 2018年夏にシャルケから加入し、ここまで公式戦通算221試合の出場で40ゴール46アシストをマークしているゴレツカも、今夏の退団が囁かれている選手の1人。現行契約は2026年6月末まで残されているものの、他クラブから適切な額のオファーが届いた場合には、放出される可能性が高いという。そして今回の報道によると、アトレティコ・マドリードとナポリが同選手に具体的な関心を寄せているようだ。

 なお、レヴァークーゼン所属のドイツ代表DFヨナタン・ターレンヌ所属のU-23フランス代表FWデジレ・ドゥエらへの関心が明らかになっているバイエルンだが、今後の補強については既存戦力の売却による資金捻出が必須になるとのこと。実際に同クラブのウリ・ヘーネス名誉会長は「マックス(・エベール氏/スポーツ部門の責任者)とクリストフ(・フロイントSD)は選手を1人か2人売却した場合にのみ、新戦力の獲得が可能だということを理解している」とコメントしたようだ。

 中盤の主軸として数々のタイトル獲得に貢献してきたゴレツカ。果たして今夏にバイエルンを離れることになるのだろうか。今後の動向に注目が集まる。

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