PSGが獲得狙うオシムヘン、プレミア勢も関心継続か…チェルシーはルカクを交渉材料に?

ヴィクター・オシムヘン

 去就に注目が集まるナポリ所属のナイジェリア代表FWヴィクター・オシムヘンだが、プレミアリーグのメガクラブも引き続き関心を寄せているようだ。29日、イギリス紙『ガーディアン』やイタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』が伝えている。

 現在25歳のオシムヘンはヴォルフスブルクやシャルルロワ、リールを経て2020年にナポリへ完全移籍加入。すぐさま前線の主軸に定着すると、在籍3年目の2022-23シーズンはセリエAで26ゴールを挙げて得点王に輝き、33年ぶりの優勝に大きく貢献した。昨シーズンも公式戦32試合の出場で17ゴールを記録したが、2026年6月末までの現行契約には1億3000万ユーロ(約217億円)程度の解除条項も付随していることから、去就には注目が集まっている。

 直近はレアル・マドリードへ移籍したフランス代表FWキリアン・エンバペに代わる新たな得点源を探すパリ・サンジェルマン(PSG)からの関心が盛んに報じられているオシムヘンだが、アーセナルチェルシーも引き続き動向を注視している模様。前者は中盤の補強が完了し次第ストライカーの獲得に乗り出す可能性があると報じられており、後者についてはアントニオ・コンテ監督との再会を望むベルギー代表FWロメル・ルカクを交渉材料とする可能性があるようだ。

 一方のナポリはなるべく早くルカク獲得に向けた動きを本格化させたいと考えているものの、補強資金を捻出するためには今夏のオシムヘン売却が必須とのこと。アウレリオ・デ・ラウレンティス会長らクラブ幹部は解決策を模索し続けており、移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、ナポリ側がオシムヘンをルカク獲得交渉の材料に含める可能性もあるという。

 なお、熱烈な関心が伝えられているPSGについては、オシムヘン本人が移籍を承諾したものの、クラブ間交渉が難航しており、現時点で合意には至っていないという。

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