アーセナル加入のカラフィオーリが決意「ピッチ上で正しい選択だったことが確実にわかる」

リッカルド・カラフィオーリ

 ボローニャからアーセナルに移籍することが決まったイタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリが、記者会見で意気込みを語った。29日、イギリスメディア『スカイ』が同選手のコメントを伝えている。

 現在22歳のカラフィオーリはローマの下部組織出身で、2021年夏にトップチームへ昇格。ジェノアとバーゼルでのプレーを経て、昨年夏にボローニャに完全移籍で加入した。1年目からチアゴ・モッタ監督(現ユヴェントス)の信頼を勝ち取って最終ラインの主軸に定着すると、2023-2024シーズンは公式戦33試合出場2ゴール5アシストを記録し、クラブのチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に大きく貢献。2024年6月にはイタリア代表デビューを飾り、今夏にドイツで開催されたEURO2024ではグループステージの全3試合に先発出場して1アシストをマークした。

 そんななか、アーセナルは29日にカラフィオーリの獲得を発表。契約期間については明かされていないものの、移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は、2029年6月30日までの5年契約を締結したと指摘している。移籍金は総額5000万ユーロ(約83億円)となっており、このうち50パーセントはカラフィオーリがかつて所属していたバーゼルに支払われるという。

 アーセナルへの加入が決まったカラフィオーリは、現在同クラブがプレシーズンツアーを行なっているアメリカで記者会見に出席。「監督やエドゥ(スポーツディレクター)と2カ月近く話をした。彼らは僕を説得しようとしたが、僕はすでにここに来ることを確信していた。僕にとっては選手として最高のプロジェクトなんだ」とコメントしている。

 また、「他のクラブはあったけど、もう気にしない」と異なるチームからもオファーがあったと告白。続けて、「僕はここにいるし、トロフィーを獲得するために成長したい。チームは若くて強いし、僕はそれが好きなんだ」と述べつつ、「ここに来たからには、トレーニングとともに日々向上していかなければならない。自分のコンディションが上がれば、チームの力になれると思う」と決意を口にした。

 さらに、「いい予感がする。説明できない。でも、ピッチ上で正しい選択だったことが確実にわかるだろう」と発言。注目される起用ポジションについては、「役割についてはあまり話さなかった。ただプレーして成長したいだけださ」と語っている。

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