東京V、後半ATに追いつき勝ち点1を獲得…新潟は一度逆転も連勝ならず

 16日、明治安田J1リーグ第4節東京ヴェルディ対アルビレックス新潟が行われた。

 16年ぶりのJ1の舞台でここまで3試合を消化して未勝利の東京Vは、今シーズン初めて迎えたホーム『味の素スタジアム』で初勝利を目指す。一方アウェイの新潟はここまで2勝1敗。前節は名古屋グランパスに勝利を収めており、今シーズン初の連勝なるか注目が集まった。

 試合が動いたのは8分、東京Vは相手ゴール前でFKを獲得するとキッカーはMF山田楓喜。左足から放たれたボールは鋭い軌道で弧を描き、新潟のGK小島亨介の手を弾きながらもゴールネットを揺らした。山田の鮮やかな一撃で東京Vが先制に成功する。

 対する新潟の反撃は32分、左CKからファーサイドに位置していたFW谷口海斗が打点の高いヘディングシュートを放つと、カバーに入った相手DFのクリアを許さずゴールを記録。谷口の今シーズン2点目で試合は振り出しとなり、ハーフタイムを迎える。

 後半も一進一退の攻防が続いたが、次に得点が生まれたのは新潟だった。69分、相手DFラインのバックパスに反応したFW長倉幹樹がボールを奪うと、長倉はそのままボールを持ち出し右足でシュート。このボールがゴール右へと突き刺さり、新潟が逆転に成功した。

 このまま試合終了かと思われた後半アディショナルタイム、東京Vは右サイドからDF宮原和也が鋭いクロスを供給すると、ボールはファーサイドへ流れる。これを左サイドからペナルティエリア内にいたDF翁長聖がダイレクトでゴールネットを揺らし、東京Vは土壇場から同点に追いついた。

 試合は結局2-2で終了。両者勝ち点1を分け合う結果となった。

【スコア】
東京ヴェルディ 2-2 アルビレックス新潟

【得点者】
1-0 8分 山田楓喜(東京V)
1-1 32分 谷口海斗(新潟)
1-2 69分 長倉幹樹(新潟)
2-2 90+1分 翁長聖(東京V) 

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