J2山形 10日・千葉戦引き分け以上でプレーオフ進出…渡辺監督誓った“11連勝”

練習に励む山形の高橋

 J2モンテディオ山形は6日、J1昇格プレーオフ(PO)進出の6位以内を懸けた最終節(10日、NDスタ)の千葉戦に向け、天童市内で練習を行った。

 現在山形は勝ち点63で5位。すでに4位の岡山はPO進出を決めており、残り2枠を争うのは勝ち点2差の6位・千葉と7位・ベガルタ仙台の3チームとなった。引き分け以上でPO進出が決まる千葉との直接対決となる。渡辺晋監督(51)は「次だけがスペシャルなのではなく、ずっとスペシャルな試合だというつもりで戦ってきた」とあくまで“いつも通り”の一戦として挑むつもりだ。

 千葉には開幕戦で3―2と逆転勝ちしたが、得点ランク1位(23得点)をひた走るFW小森飛絢(ひいろ、24)ら個人技の高い選手もおり、油断できない相手だ。開幕戦で後半から出場し2得点のFW高橋潤哉(27)も「勝ついいイメージはあるけれど、仕上がりも含めてまったく違うチームになっていると思う」と警戒する。

 クラブ新記録となる8連勝中と勢いに乗る中、ホームという地の利もある最終戦。渡辺監督は「目に見えない力を信じている」とサポーターの声が勝利を後押しすると信じている。「山形一丸で、残り3試合勝つのみです」と、プレーオフ優勝までの“11連勝”を誓った。(秋元 萌佳)

ジャンルで探す