J2山形の渡辺監督「ホーム開催は大きなアドバンテージ」9連勝締めで3年連続プレーオフ進出

J1昇格プレーオフ出場が決まり、ガッツポーズする山形・渡辺晋監督

◆明治安田J2リーグ最終節 山形4―0千葉(10日・NDスタ)  

 山形が千葉を4―0で下し、レギュラーシーズンを9連勝で締めくくった。3年連続のJ1昇格プレーオフ(PO)出場権をゲット。岡山が引き分けたため4位に浮上し、PO準決勝(12月1日)はホームで5位・岡山と対戦する。

 渡辺晋監督は「ホーム開催は大きなアドバンテージがある。ただ、あと2つ勝たないと昇格はつかめない。しっかり準備をしたい」と11連勝でのJ1昇格を見据えた。

 試合は前半2分にDF安部崇士が芸術的なシュートを決め先制。27分にFWディサロ燦(あきら)シルヴァーノのPKで加点すると、31分にはMF土居聖真が決めた。今夏の移籍期間に土居はJ1鹿島から、ディサロはJ1湘南から完全移籍で加入。土居は14試合5得点、ディサロは14試合8得点と攻撃面で大きな効果をもたらした。

 この日は今季最多となる1万9316人が来場。指揮官は「ここ数試合はアウェーでもホームと思わせてくれるような熱量を感じていた。きょうはいつも以上の声援で、大きな力をもらいました」と感謝した。

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