鹿島、鬼門で3発快勝 川崎相手の「シーズンダブル」は14年ぶり 中後体制初勝利、前半にゴールラッシュ

前半、先制のゴールを決めかけ出す鹿島・知念慶(カメラ・岡野 将大)

◆明治安田J1リーグ▽第35節 川崎1―3鹿島(1日・U等々力)

 鹿島は川崎に3―1で快勝し、中後雅喜監督の就任後、2戦目で初勝利を飾った。

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 鹿島が前半に3得点を挙げ、苦手とする川崎から勝ち点3をもぎ取った。

 FW鈴木優磨が1・5列目を務め、最前線にFW師岡柊生が入る布陣で臨んだ鹿島は、開始10分にMF柴崎岳の鋭いクロスをMF知念慶が仕留め、幸先良く先制に成功。知念は古巣からゴールを奪う形となった。

 同18分にDF安西幸輝のインターセプトから左サイドを崩し、MF樋口雄太が決めて2点目。同28分には右サイドバック起用のMF三竿健斗にもゴールが飛び出し、前半で3点のリードを奪うことに成功した。

 後半に攻め込まれる時間帯が増えたことは課題だが、得点は直接FKの1本のみに抑え、3―1で試合を終えた。川崎相手のアウェー戦勝利は2015年以来、9年ぶり。シーズンダブル(年間2戦2勝)は2010年季以来、14年ぶりとなった。

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