J1磐田 残留へ向けDF松原后が自身初の2戦連発狙う…19日・アウェーC大阪戦

厳しいマークでボールを奪いにいく磐田・松原(左=カメラ・武藤 瑞基)

 J1で18位のジュビロ磐田は19日にアウェーでC大阪と対戦する。6月のホーム戦(1△1)でも得点しているDF松原后(28)が自身初の2戦連発で残留への道を切り開くことを誓った。

 前のめりになって攻め倒す。チームは前節の広島戦(1●2)から3バックを採用。自身はCKの流れから13試合ぶりの得点を挙げた。「前目のポジションを取ることができるし、点も取れる。流れの中からクロス、ゴールに迫る回数を増やしたい」と、4バックの左より高い位置から仕掛けられる左ウィングバックから迫力ある攻撃を展開していく。

 C大阪は4戦負けなし(3勝1分け)と好調。3バックで対峙(たいじ)することが濃厚だけに「マッチアップする相手に絶対負けないこと」と強調する。FWレオセアラはリーグトップの20ゴール。「失い方が悪いとやられる。自分たちで隙をつくらないことが大事」と表情を引き締めた。

 残り6試合で17位・京都との勝ち点6差をひっくり返す必要がある。「ポジティブな声、要求をしていきたい。熱量を最大限出せる雰囲気にしていく」。最近は副将としてキャプテンマークを巻く機会も増えている。「自分は器用な方じゃないし、プレーで示したい。キャリアの中盤になってきて、こういう立ち位置は成長できるチャンス」。勝てばJ1通算400勝。誰よりも熱い闘将が、大阪で勝ちどきを上げる。

(武藤 瑞基)

 〇…今夏までC大阪に所属したMFジョルディ・クルークス(30)は「絶対に負けられないし、技術の前に気持ちで戦わないといけない。移籍1号? 望んでいるし古巣相手ならなおうれしい」と意気込みを口にした。警戒ポイントに挙げたのはセットプレー。「相手は色々な球種を蹴ることができる。チームで共有したい」と万全の準備をして臨む。

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