ドジャースが三回までに3本塁打で先発山本由伸を援護、フリーマンが2試合連続の豪快な一発

3回2死1塁、勝ち越し2ランを放つT・エルナンデス(26日、米ロサンゼルスで)=片岡航希撮影

 米大リーグのワールドシリーズは26日(日本時間27日)、ロサンゼルスでドジャース(ナ・リーグ)とヤンキース(ア・リーグ)の第2戦が行われ、ドジャースが三回までに3本塁打の長打攻勢で前半をリードしている。ドジャースは、大谷翔平が1番指名打者で出場し、山本由伸が先発している。

 前日の延長十回、フリーマンの劇的な逆転サヨナラ満塁本塁打で先勝したドジャースの勢いは続いていた。

 前日の9番からこの日は5番に座ったエドマンが、先発左腕のロドンから、二回に左翼ポール際に先制のソロ本塁打。パドレスとのリーグ優勝決定シリーズでMVPになった「ポストシーズン男」の本領発揮だ。

ワールドシリーズ第2戦、3回に2ラン本塁打を放ったドジャースのT・エルナンデス(26日)=AP

 さらに三回は大谷が空振り三振に倒れた二死走者なしからだった。左前打の2番ベッツを一塁に置いて3番のT・エルナンデスがロドンの高め速球を右中間スタンドに運ぶ勝ち越し2ラン。さらに第1戦の勝利の立役者、4番フリーマンが右翼席に2試合連続弾。前夜と同じような、打った瞬間にさく越えを確信する一発で、球場内の盛り上がりは頂点に達した。

 先発の山本を援護したドジャースの長打攻勢で、ヤンキースは先発ロドンを四回途中で交代させる誤算の継投となった。

 大谷は第3打席まで、中飛、空振り三振、遊ゴロと、この試合はまだヒットが出ないが、チームは3本塁打と合わせて2番ベッツが2打席連続安打。この日のスタメン9人を見ると、9番ロハス以外の打者はすべて今季ポストシーズンで本塁打を記録しているドジャース。ソト、ジャッジ、スタントンの中軸3人で今季レギュラーシーズン計126本塁打のヤンキース打線に対し、空中戦で負けていない。(デジタル編集部)

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