ドジャース「ブルペンデー」崩壊、満塁弾など浴びる…あと「1」の新記録も早々に逃す

 米大リーグのワールドシリーズ進出をかけたナ・リーグの優勝決定シリーズ(7回戦制)は14日(日本時間15日)、ドジャース(西地区1位)とメッツ(東地区3位)の第2戦がドジャースタジアムで行われ、メッツが7-3で勝って対戦成績を1勝1敗とした。

ドジャースとのリーグ優勝決定シリーズ第2戦、2回二死満塁からホームランを放つビエントスと打たれたドジャースのナック(14日)=AP

 先発投手陣の故障が相次いだドジャースで、今季プレーオフを象徴しているのが、救援陣の好投だった。翌日が移動日で試合がないこの日は「ブルペンデー(中継ぎと抑えの投手のみで継投していく試合)」で臨んだが、その投手陣が早い回にメッツ打線につかまった。

ナ・リーグ優勝決定シリーズ第2戦、2回メッツのビエントスの満塁弾を見送るドジャース中堅のパヘス(14日)=AP

 先発は右腕ブレージア。今季は先発した試合で負けなしだったが、初回にメッツのリンドーに右越えの先頭打者本塁打を打たれた。早めの継投でベンチは二回から2番手のナックをマウンドに送ったが、2点目を失った後の二死二、三塁で、1番リンドーを申告敬遠で歩かせ、直後の2番ビエントスに満塁本塁打を浴びた。満塁策が裏目となり、手痛い被弾に本拠地のファンが静まり返った。

 3番手以降の投手が好投して、中盤以降は追い上げムードが高まっただけに、惜しまれる序盤の大量失点だった。

 初回の失点で、ドジャースは前日まで足掛け4試合で続いていたポストシーズンでの連続イニング無失点がメジャータイ記録の「33」で止まり、記録更新はならなかった。(デジタル編集部)

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