大谷翔平が千賀滉大から二回にタイムリーヒット…千賀は制球定まらず二回途中3失点で降板

 米大リーグ、ナ・リーグの優勝決定シリーズ(7回戦制)は13日(日本時間14日)、ドジャース(西地区1位)とメッツ(東3位)の第1戦がロサンゼルスのドジャースタジアムで始まり、「1番指名打者」で出場した大谷翔平が二回の第2打席でメッツ先発の千賀滉大から右前に3点目となるタイムリー安打を放った。千賀は3失点で二回途中で降板した。

2回1死2塁、適時打を放つ大谷(投手・千賀)(13日、米ロサンゼルスで)=片岡航希撮影

 一回裏にいきなり実現した「日本人対決」は大谷が148キロの速球をひっかけてセカンドゴロに倒れた。しかし立ち上がりの千賀は制球に苦しみ、3者連続四球で自らピンチを招いて6番マンシーに中前に2点タイムリーを打たれるなど苦しい立ち上がりとなった。

1回2死満塁、マンシー(奥)に先制の2点適時打を浴びる千賀(13日、米ロサンゼルスで)=片岡航希撮影

 二回も千賀は先頭打者ラックスに四球を与え、一死二塁で大谷が打席に。初球のカットボールを振り抜くと、一、二塁間をゴロで抜く右前打となってラックスが生還し、ドジャースが3-0とリードを広げた。

1回無死、内野ゴロに倒れる大谷(投手・千賀)(13日)=片岡航希撮影

 千賀は大谷にタイムリーを打たれたところで降板。1回3分の1で30球を投げて2安打、4四球、3失点で降板。三振を奪うことはできなかった。

 右肩や左脚ふくらはぎの故障のために今季レギュラーシーズンは1試合、5回3分の1だけの登板にとどまったが、ポストシーズンでは、地区シリーズ初戦に続きリーグ優勝決定シリーズでも初戦を任された。しかし、ベンチの期待にこたえることはできなかった。(デジタル編集部)

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