大谷翔平も山本由伸もチームもダル擁するパドレスは「苦手」…ドジャース、6日から地区シリーズ

 大谷翔平と山本由伸が所属する米大リーグのドジャースが地区シリーズ(5回戦制、日本時間6日開幕)で対戦する相手が、ダルビッシュと松井裕樹を擁するパドレスに決まった。注目は、今季も記録的なシーズンを送った大谷の活躍がポストシーズンでも見られるか、だろう。ただ、ドジャースにとっても、大谷にとってもパドレスは難敵。今季の対戦成績を見ると、パドレスが有利だ。(デジタル編集部)

試合前の練習中に握手する大谷(右)とダルビッシュ(9月24日、米ロサンゼルスで)=片岡航希撮影

 今季、ドジャースとパドレスはソウルでの開幕シリーズなど13試合を行い、パドレスが8勝5敗と勝ち越している。2連戦や3連戦のシリーズが計5度あり、パドレスが3度勝ち越したのに対し、ドジャースの勝ち越しはわずか1度。ドジャースにとっては、厳しい戦いが待ち受けると言える。

 日本選手の成績も同様の傾向がある。大谷はパドレス戦で、打率こそ3割2分6厘を記録したが、ホームランは12試合でわずか1本。7打点、7得点、4盗塁は、大谷の今季の成績を考えると、平均以下の数字となる。

 山本由伸は2試合に登板。ソウルでのメジャー初登板が、1回5失点だった影響もあり、0勝1敗、防御率12・00。日本時間6日の第1戦の先発は、名誉挽回の機会となる。

 逆にダルビッシュはドジャース相手に安定した投球を続けた。3試合で1勝0敗、防御率1・72。被打率はわずか1割4分6厘だった。大谷との対戦成績も5打数で1安打2三振。松井も7試合で1勝0敗、防御率1・50だった。

 ドジャースは3年連続で地区優勝を果たしているが、昨年はダイヤモンドバックスに、一昨年はパドレスに地区シリーズで敗れている。一昨年は、2戦目にダルビッシュが先発。5回3失点で勝利投手になっている。

 大谷にとってはメジャー7シーズン目でようやく体験するポストシーズン。9月に見せた驚異的な活躍を続け、これらのマイナスの流れを断ち切ることができるか注目される。

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