ピート・ローズさん死去、83歳…米大リーグ歴代最多の4256安打

 【ニューヨーク=平沢祐】米大リーグ歴代最多の4256安打を記録したピート・ローズさんが死去したと、9月30日、複数の米メディアが報じた。83歳だった。

ピート・ローズさん(2004年9月23日)=AP

 ローズさんは1941年、米オハイオ州シンシナティ生まれ。63年に地元チームのレッズでメジャーデビューを果たした。両打ちで好打の内野手として、この年に新人王を獲得。73年にはナ・リーグの最優秀選手(MVP)に輝いた。86年に引退するまで長く活躍し、出場3562試合も大リーグ最多記録となっている。卓越した打撃技術だけではなく、「チャーリー・ハッスル」の愛称で親しまれたように、全力プレーが持ち味だった。

 レッズ監督時代に野球賭博に関与したとして、89年に永久追放処分を受け、米国野球殿堂入りは果たしていない。

 2016年にイチロー(当時マーリンズ)が日米通算で4257安打を達成し、ローズさんの持つ大リーグ記録を超えたことで、再び脚光を浴びた。

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