大リーグで日本人選手奮闘…今永昇太はリーグ3位の15勝、ダルビッシュは日米通算200勝達成

 今年のメジャーリーグは、大谷翔平以外の日本選手も奮闘した。ドジャースの山本は右肩を痛めて6月に負傷者リスト(IL)入り。9月に復帰し、28日に約4か月ぶりに勝利を挙げた。7勝2敗、防御率3・00と投球には安定感があり、プレーオフでかかる期待は大きい。

カブス・今永昇太=AP

 シーズン途中にブルージェイズからアストロズにトレード移籍した菊池は、新天地で5勝1敗と勝ち星を積み上げ、ア・リーグ西地区優勝に大きく貢献した。「粘り強く試合を作れて、こうして優勝できたのはすごく大きな経験」と充実感を漂わせた。

 パドレスのダルビッシュは5月に史上3人目となる日米通算200勝を達成。制限リストに入るなどしていったん戦列を離れたが、203勝まで伸ばして歴代最多の黒田博樹ヤンキースなど)に並んだ。大リーグ1年目の松井は救援でチーム2位の64試合に登板し、ブルペンを支えた。

 カブスの今永は、ナ・リーグ3位の15勝(3敗)を挙げる大車輪の活躍だったメジャー1年目を「ものすごく早く時が流れた」と振り返った。3年目の鈴木は2年連続20本塁打をマークしたが、「もっともっとやらないと、ということがたくさんある」と満足する様子はない。後半戦は指名打者での起用も多かった。来季は右翼の守備でも存在感を示したいところだ。

 1年目の昨季から出場試合を減らしたレッドソックスの吉田は規定打席未満だったものの、打率2割8分と地力は見せた。今季からタイガースでプレーする前田は途中から中継ぎに配置転換され、防御率6点台と苦しんだ。メッツの千賀は右肩故障から7月に復帰して日米通算100勝目を挙げた後、再び離脱した。

ジャンルで探す