メッツ千賀滉大、地区シリーズ初戦で投げればMLB史上3人目珍記録「レギュラーシーズン1登板以下がポストシーズン先発」

 メッツは4日(日本時間5日)、5日(同6日)の地区シリーズ初戦となる敵地・フィリーズ戦の先発を千賀滉大投手(31)に託すと発表した。

 サプライズ抜てきだ。メジャー1年目だった昨季は、29登板も12勝7敗、防御率2・98で202奪三振。新人王投票で2位、サイ・ヤング賞投票で7位に入り、オールスターにも選出された。今季は右肩痛で開幕からリハビリ生活。7月26日(同27日)のブレーブス戦で、6回途中2失点で今季初勝利&日米通算100勝目をマークしていたが、6回に左足を痛めて緊急降板した。左ふくらはぎ重度の肉離れのため、60日間の負傷者リスト(IL)に再び入り、ポストシーズンでの登板へ向けてリハビリを懸命に続けてきた。今季は1勝0敗、防御率3・38で5回1/3を投げただけ。それでも信頼は厚く、地区シリーズ初戦という大一番の先発を託された。

 MLB公式サイトのサラ・ラングス氏のX(旧ツイッター)によると、レギュラーシーズンで1登板以下の投手が、ポストシーズンで先発するのは、昨季までわずか1人。戦争帰りのV・トラックス(タイガース)が1945年ワールドシリーズ第2戦(対カブス)で完投勝利していた。今季はワイルドカードシリーズで、レギュラーシーズン1登板のAJスミスシャバー(ブレーブス)がパドレス戦に先発し、史上2人目。千賀が登板すると3人目になる。

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