カブス今永昇太が1年目終了、チームの勝ち頭も「数字は正直あまり気にしていない」

 【シカゴ=平沢祐】米大リーグは28日、各地で行われ、レッズ戦に4番DHで出たカブスの鈴木は2打数2安打で、チームは3―0で勝利。パドレスの松井はダイヤモンドバックス戦の九回に登板して1回1安打無失点。試合は5―0で勝った。

「最高に楽しかった」と今季を振り返る今永(シカゴで)=平沢祐撮影

 カブスのカウンセル監督は28日、今永が29日のレギュラーシーズン最終戦で登板せず、シーズンを終えると明らかにした。本拠地で取材に応じた今永は、「最高に楽しかった」と今季を振り返った。

 大リーグのストライクゾーンに適応し、1年目から15勝3敗、防御率2・91と堂々の成績を残した。「(勝敗の)数字は正直、あまり気にしていない」と話すが、チームの勝ち頭だ。

 最も印象に残った出来事は4月1日のデビュー戦。本拠地、リグリー・フィールドで6回無失点、9奪三振での初勝利は「前半戦の自信につながった」という。

 ただ、チームのプレーオフ進出はかなわなかった。31歳の左腕は最終戦の登板を見送ることについて、「来季以降も健康的に過ごすことが一番大事なので、そういう意図もあるかなと思う」と受け止めた。

 来季は東京ドームでドジャースとの開幕2連戦に臨む。日本での 凱旋がいせん 登板の可能性も十分で、「やっぱり投げなきゃいけないと思うし、相手も決まっているので、心の準備は少しずつできると思う」。さらなる活躍に期待がかかる。(平沢祐)

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