大谷翔平、激しいブーイングの中で26号弾…申告敬遠の延長十一回は一塁から一気に生還

 【サンフランシスコ=帯津智昭】米大リーグ・ドジャース大谷翔平は29日(日本時間30日)、敵地サンフランシスコでのジャイアンツ戦に1番指名打者で出場し、三回に2試合ぶりの本塁打となる中越えの26号ソロを放って4打数1安打1打点だった。前日は本塁打、打点ともになく、連続試合打点が球団記録の10で止まったばかりだったが、依然として好調をキープしている様子。6月は12本塁打、24打点となり、ナ・リーグ本塁打ランキングでは2位のオスナ(ブレーブス)に5本差をつけ、首位を独走している。打席ごとの結果は、空振り三振、中越え本塁打、四球、左飛、空振り三振、故意四球。チームは延長十一回に7点を勝ち越し、14―7で勝利した。

 リーグ西地区のライバルであるジャイアンツの熱狂的なファンの激しいブーイングを浴びて打席に入った大谷。右腕ハワードの1ボール2ストライクからの6球目、内角高めのスライダーをとらえた打球は高く上がり、中堅フェンスを越えた。ジャイアンツファンがブーイングを送る中、ゆっくりとダイヤモンドを1周した。打球速度は109・7マイル(約176・5キロ)、飛距離は412フィート(約125・6メートル)だった。

 延長十一回の第6打席は、申告敬遠で勝負を避けられた。続くスミスの左中間を破る二塁打で、一塁から快足を生かして一気に生還した。

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